第3話 お久しぶりねと驚愕!(1)
「久しぶりだな、健太……元気にしてたか? あっははははは。急に目を開けたら私がいたから驚いただろう?」
ぼんやりしていたぼくの意識が一気に覚醒する。
僕を見下ろしているのは、やはりぼくのよく知る年上の女性……。
そう緑の肌色した女神さまは幼いから。
「山田先生のところの藍華ちゃんは本当に綺麗だよね」と。
近所だけでなく町中でも有名だった華姉ちゃんでね。
彼女は年齢を重ねるごとに注目度は高まり、高校生の頃には学園祭のアイドル、美少女コンテストでも優勝……。
藍華姉ちゃんは大学に進学してからもSNSの大学美女コンテストで何度も優勝している。
まあ、そんな藍華姉ちゃんだから、僕たちの住む市のイベントガールも務めていた。
だから藍華姉ちゃんは日本のミスユニバースにも応募するのだろうと思っていたら、大学卒業後から急に藍華姉ちゃんを近所で見かけなくなる。
ぼくは幼馴染であり藍華姉ちゃんの妹……。
そしてかつては僕の彼女でもあった彩に。
「藍華姉ちゃんを見かけないけれど、藍華姉ちゃん元気にしてるの?」と尋ねると。
「姉さんなら他県で就職して仕事してるけど、それが何か、健太?」と返された。
彩は幼少の頃から藍華姉ちゃんのことを尋ねると、いつも機嫌が悪くなるので、それ以上ぼくも詳しく尋ねることができずに。
「ふぅ~ん、そうなんだ」とだけ、彩に言葉を返した記憶がある。
そんな藍華姉ちゃんが肌を緑色に染め、人ではない姿に……。
それでも藍華姉ちゃんは、昔と変わらず女神さまようで、特にぼくを見下ろす姿は窓から差す陽光に照らされ、本物の女神さまのように輝いていた。
そんな女神さま仕様の藍華姉ちゃんに対して、ぼくは。
「藍華姉ちゃんは、人じゃなくて異世界ファンタジーに出てくる他種族な人になったの?」と尋ねた。
(お願い)
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