第169話 だから頑張る(4)
敵の兵──。
集落の勇んだ者達が、偶に集落から出てきてジゴ達の隊に向け、攻撃を仕掛けてくるのが見えるから。
「ヤマ?」
「……ん? 何、健太?」
「君は長槍隊を引き連れて、ジゴ達へと攻撃を仕掛けてくる敵兵達を《《殺さずに》》、集落内へと追い返してくれるかな?」
僕は、自分と同じ人種であるヤマへと敵の兵達を長槍で脅かしつつ、集落ないへと殺さずに、威嚇だけして追い返してくれと嘆願、下知をくだす。
「うん、分かったよ。健太! 俺もジゴさん達の援護しに行ってくるね」と。
ヤマも今までのメンバー達と同じで、僕の下知を快く了承──。
自身の人種と亜人の混合チームを引き連れて。
ジゴ達の援護へと向かってくれる。
その姿を僕は見ると。
また敵の集落を見詰め。
あの集落の人達が徐々に苦しみ、飢餓状態へと陥る、残酷な計──。
兵糧攻めの準備ができた僕は、自身の脳裏で(後は我慢比べだな)と。
また気持ち悪く、薄ら笑いを浮かべ思う僕は、本当に古代的な思想……。
僕が日本で楽しく見て、読んでいたマンガやライトノベルの主人公達にはほど遠いい。
残忍な人間へと変わりつつある。
◇◇◇




