第142話 肖像画(7)
僕は瀕死の重体……。
本来ならば、僕が立っていること自体が《《奇跡》》なのだから。
「えぇ、わかったは。今からそちらにいくね」と。
姫さまは、直ぐに躊躇いなく了承してくれた。
だから僕の直ぐ側にきてくれた。
そして、ふらつき、足がもとらない僕の汚い肢体……。
自身の糞尿で汚れ、悪臭が漂う、僕の身体を支えてくれた。
だから僕はニコリと満身の笑みを浮かべながら。
「姫さま、ありがとう」と、お礼を告げ。
彼女の優艶な肢体を上から下、下から上──。
姫さまの青い魅惑的な肌が、ほんのりと桜色……。
彼女が照れ恥ずかしくなるぐらい。
そう、僕自身はいつ死んでも可笑しくない身体なのにさ。
僕の腹部の下にある物は大変に大きく、硬く、立派にそびえ立つから。
それを目のあたりにしている姫さまは本当に恥ずかしそうにしている。
その姿が、更に僕の性欲、男の性を勢いつけるから。
僕自身、本当によい絵が描けそうだと思うのと?
僕が以前視聴したテレビの、何かの番組内の、出演者達へのアンケートで。
貴方が明日死ぬと解ったら何がしたいですか?
と言った内容のアンケートだったと思うけれど。
その答えが、今の僕の気持ちと一緒でさ、子孫を残したい。
だから女性と子作りをしたいと、言った答えでね。
僕の今の心境も同じでね、元妻のアイカ達ではなく。
僕の目の前に立つ姫さまと子作りして、彼女の体内に子種を蒔き散らしたい性欲──欲望に駆られているから。




