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第108話 罠(2)
「う~ん」、
「う~ん」と。
僕が呻って見せても、安易に腹筋など出来やしない。
どうだ! 凄いだろう!
えっへん!
だから僕は取り敢えず。
「ふん! ふん! ふん!」と。
思いっ切り気合いを入れ、声を出し! 大暴れをしてみせる!
そして腹筋が出来ないのならば。
僕の足に丁寧に絡まっているロープを。
自身の体重で切り落とそうと試みるのだが。
オーク種族のアマゾネス達よりも体重が軽い。
女の子みたいな華奢な身体を持つ僕は、男女問わず。
みんなの《《健ちゃん》》だったからロープなど切れやしない。
だって僕は、自身の畑を掘り起こしにくるモンスター?
イボイノシシよりも体重が軽く。
あいつらの良いカモ、獲物でさ……。
僕はイボイノシシに対して石斧を振るい果敢に戦いを挑んで。
奴等の達の返り討ちに遭い。
僕は他界をしたこともあるし。
イボイノシシ達に噛みつかれ、食われそうになったことも多々ある。




