第103話 更にお猫様に子育て支援をしてもらいます(5)
普通の者が相手ならば素手でも対応が可能なファイティングキャットが武器──《《トンファー》》を使用させている辺りは、美麗が僕から受け継いだ御先祖さまの和式の槍の秘伝の奥義──免許皆伝の技量は大した、ものだと思う。
だからパパは美麗の将来が大変に心配……。
そう《《武神》》と呼ばれるエリエよりも優れたアマゾネス……。じゃじゃ馬姫さまに磨きがかかり、嫁の貰い手がなければどうしようと? ぼくの顔色が変わる。
しかし姫を他家に嫁にだすのは、父親としてぼくは何とも複雑な気分もあるから、美麗が結婚せずに城に残りたいと言えば。
パパは、それは、それでいいかなとも思えば。
「パパ……。着きました……」
トボトボ、ドナドナと舌を向きながら歩いてきた瀬名がぼくの許へと到着した声をかけてきた。
「よ~し、瀬名! もう一度パパが仙術スキルの御経を唱えるから、よく聴いておくんだよ!」
ぼくは可愛い小さな姫さまへと父親らしく優しく告げたのだった。
◇◇◇
ぼくは可愛い姫の横で仙術スキル《《制作》》、《《コモンクリエイト》》の御経の部分をゆっくりと唱え、詠唱してみせた。
《ボワン!》
ぼくが瀬名に仙術スキル《《制作》》のお手本で詠唱を唱え終えるとアニメのような効果音と共に槍が制作された。
(お願い)
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