プロローグ
事故に遭い、気が付けば白い空間に居た。お待ちして居ました。
そこに現れたのは女性だった。彼女は俺に話掛けてくる
「貴方には、別の世界に行って欲しいのです」
「なぜだ? それに俺は事故に遭ったんだぞ」
そう言うと彼女は特に表情を変えずに言ってきた
「貴方の体は、葬式を上げられるでしょう。これで意味は分かりますよね?」
「そうか、まあ大型だったから仕方ないか」
彼女は驚きながら言う
「分かっていたのですか?」
「いや、可能性が高いと思っただけだ」
「なるほど、それでは話を戻しますね。現在貴方は精神だけの状態です。
貴方には、二つの選択肢があります。このまま無くなるか、
異世界でもう一度生きるかです。」
「なら、異世界に行くか」
「ありがとうございます。それでは、この本から三つ選んでください」
彼女から渡された本を受け取り、中身を見て行く
「スキルとかじゃないのか?」
「行く世界には有りますよ?ですが、貴方にはそれとは別に司って欲しいのです」
「そうか、詳しくは教えてくれるのか?」
「そうですねぇ~ 司る物に寄りますが、他の人とは比べ物にならないですね。
剣術なら、それを司って居れば、その技術は他の人には絶対に、
負けないぐらいですね。ですが、世界には理不尽な事もありますので、
その筋の天才が見ただけで、使えるようになるかもしれませんがね」
「なるほど、確かに理不尽だな。さて決まった。力とエネルギーと生産だ」
「分かりました。それでは、良い人生を」