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破滅世界の死神と。  作者: 真束
本編
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episode0 プロローグ

 遡れば300年前。

 第ニ次世界大戦の真っ只中のこと。とある国のとある研究室に、若き天才女科学者がいた。

 その名もドーナ・リーグァ。


 毎日のように研究を続けた彼女はある日、一つのウイルスを作り出すことに成功する。前代未聞のことであったが、国は戦火の窮地を脱するため、迷わずそれを世界に放つことを決めた。


 ………がしかし、天才が生み出したそのウイルスは『普通』ではなかった。


 何が異常かと聞かれれば、もちろん全てがと答えるしかないが、際立って目立つのはその『症状』である。

 このウイルスに感染するとまず、感染者は『人間』と呼べる状態ではなくなる。具体的に言えば、獣のような耳や尾が生えたり、体から花が咲いたり、はたまた物を操る超能力のような力を手に入れたり……と、人智を越える何かを手に入れるのだ。


 しかも感染者はそんな能力を行使しながら自我を失って暴れ狂うため、多くの被害と犠牲を生み出し、目につく人間に片っ端から病をうつしていく。


 皮肉なことにウイルスの生みの親であるドーナも、放出から三ヶ月、この病によって死に至った。


 やがてウイルスが全世界に広まると、もはや戦争どころではなくなり各国がそれぞれ対感染者対策を始めるようになった。


 しかし、元々国家秘密であったそのウイルスに関するデータは残っておらず、詳細を知る全員がウイルスによって亡くなったことで人々にはただ『得体の知れないもの』だけが残された。


 そんな絶望的な状況の中、人類が現在までの数百年かけて発見した感染防止方法はただ一つ。

「なるべく早く感染者を殺すこと」

 そこで日本では救世主……『Messiah』と呼ばれる特別組織を発足し、感染者への対処、ウイルス研究全般を担うようになった。そのおかげか、日本には付け焼き刃ながらも『平穏』が戻ったのである。


 それでも。

 不治の呪い………『Curse』と名付けられたこのウイルスは今もどこかで人々を蝕み続けている。


 そしてこれは、そんないつかくる死を待ち続ける破滅世界で、運命に抗う救世主たちの物語である。

 はじめまして、真束と言います。

不定期更新で書き進めていく予定です。 

仲良くしてください。

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