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-Rift-  作者: †漆黒のN†
2/7

裂け目:後

小説は初めて書きます。至らぬ点などあったら申し訳ないです。



ーーー20XX年 7月30日 13:00



「…うん、いいね。あんたたち支度できた?」

「ん、俺はいつでもいける」

「んー…ねえ、やっぱバックパックに推しグッz」

「だめに決まってんだろ」

「えーケチ」

「ケチとかの問題じゃねぇよ、水とか食料とか入れろよ」

「…はーい」


生きるために様々なものを詰め込んだ鞄を背負い、両手にも抱え、外に出る。


ガチャ


空中に存在している未知の《それ》を近くで見る。襲い来る恐怖で足の力が抜けそうになる。


「うっわぁ…近くで見るとえっぐいなこれ…でも見た目えぐいだけで脅威といった脅威はないっぽいな」

「たしかに!ねーねー、もっと近く寄って写真撮っていい?」

「アホか。行くぞ」

「えーー!!」


俺が《裂け目》とは真反対の方向に一歩踏み出した、その瞬間、


ブウウゥウゥウウウン!!!

「うっ…!!」

また轟音が鳴り響く。しかし、さっきの轟音と比べて控えめだった。


「あんたたち大丈…!!」

「何をそんなに驚い…はっ!!」

《裂け目》に一番近い妹が地面に倒れ伏している。そして、《裂け目》の周りに紫色の煙のようなものが佇んでいる。


「大丈夫か!!今助け…カハッ!?」

妹に近づいた瞬間、頭に猛烈な鋭い痛みが走る。

痛い。すごく痛い。前に一歩進むだけでやっとのことだった。

このまま死んでしまいそうなぐらい痛かった。

…だが、俺が死ぬ前にまだ将来がある妹を死なせてはならない。


「く…そっ…ったれ…がああああッッッッ!!!」

息を大きく吸う。

荷物を後方に投げ飛ばし、倒れ伏した妹へ向かって走る。


「ぁぁあああ"あ"あ"あ"っ"!!!」

近づくほど痛みがさらに激しくなる。

意識が消えてしまわないよう必死の思いで持ち堪え、妹を背負い、急いで母の元へ向かう。


「あんた大丈夫!?」

「俺より…こっちの心配をしたほうがいいんじゃ、ないか…?」

意識がない妹を地面に置く。


「まじ…で…太りすぎだろ…こいつ…」

「ねえ!!聞こえてる!?ねえ!!ねえ!!!!!」

「……んぁ…」

よかった。いくら眠りが深いからといっても永眠はしていないみたいだ。


「あんた気絶してたのよ!?ほんとふざけないでちょうだい!!!」

「……?」

「…はは、生きててよかったよほんと…あれ、力が抜け…」


バタッ


「ちょっ、今度は何!?ねえ…!…起き…てっ…ば…!……ね……!………!!…………………」



ーーー20XX年 7月30日 15:00



『…………が……人……狂…………今す……………避難…………』

『……今すぐ…………避難をして…………遠くへ……逃げて……!!……』

『裂け目のそばに行かないでください!!今すぐ裂け目のない場所へ避難を!!』

「……るさいなぁ…少し音下げろよ…」

「……まって……あれ…ここどこだ…」


(確か俺は…妹を助けて…その後…)


「あ…気ぃ失ってたのか…」

とりあえず体を起こし、周りを確認する。


「お兄ちゃんまだ起きないかな……あ。」

「…ん」

「起きた!!!ママーーーーーー!!!」

「うっさ…少し黙っとけ」

「えーだって!!」


「…そういやお前、体大丈夫なのか」

「んー?うーん…今は大丈夫、ちょっと頭痛いだけ」

「そうか…」


足音が近づいてくる。


「あんた!!!!!!大丈夫なの!?!?!?!?!?!?」

「まーたうるさいやつが一人…」

「うるさいって言うんじゃないよ!!!!!!心配したのよ!?!?!?」

「分かったから声抑えろ…それより、今はどんな状況なんだよ」

「どんな状況…いろんな人が攻撃的になってる、特に裂け目の近くにいた人が多いらしいわ。」

「攻撃的…??そんなB級ゾンビ映画みたいな話あるわけ」

「私がこの状況でふざけると思う?」

「っ……他には?」

「各地から裂け目を避けて避難してる人が多くいる…ってだけね」

「…ふーん」

「なに他人事みたいな顔で聞いてんの」


裂け目…思ってたより相当やばいな。


「…ん?俺が妹を助けた時、俺と妹どっちも裂け目の近くにいたよな…

それでいて異常は何もないってどういうことだよ、もしかしてデマ情報つかまされたんじゃないのか?」

「まだ《裂け目》がどういうものか分かってないのよ、もしかしたら時間が経ったら…」

「ママ!!怖いこと言わないでよ!!」

「ありえなくはないわよ?」

「ん…そーだけどさぁ…」


シュッ…

部屋の電気が消える。同時につけっぱなしにしていたテレビの電源も落ちる。


「今度はなんだよ」

「ねー!ネット繋がらないんだけど!!」


…ついに情報共有もできなくなった…?

どうする…俺達は…この世界でどう生きる…?



暇で書いた小説なので続きはあるかもしれませんし、ないかもしれません。

あるとしてもそれは1世紀後かもしれません。

とりあえず暇なときだけ書いて出します。

誤字めっちゃあると思います。

というか周りの人みんな高クオリティすぎて怖いです。

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