表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
-Rift-  作者: †漆黒のN†
13/14

移転にゃ危険も付き物

小説は初めて書きます。至らぬ点などあったら申し訳ないです。



ーーー20XX年 7月31日 15:15



「…っぱりですか!俺もあの配信者好きなんですよ!あ、着きました」

「…ここがあんたらが言ってた避難所?壁にひびも入って…随分ボロボロじゃない」

「俺達がここを出る前は壁にひびなどは入っていませんでした…そうですよね、羅面」

「お前の言った通り、出る前はひびは入っていなかったな。」

「ってことは…」

「はい、さっきの爆発か地震の影響かと…おそらく後者のほうです、見た感じ爆発跡などはなさそうなので」

避難所が崩れていないだけ幸運だと思ったほうが良いだろう。


「問題は、この避難所がいつ崩壊してもおかしくないという点です。ここで話してちゃなんですし、中に入りましょうか」

「えっ、いつ崩れてもおかしくない建物に入るっての?」

「家族の安否を確認したいので…なら、キシャはここで待ってていいですよ」

「…いえいいわ、入りましょう」

「そうですか」



俺の家族がいる部屋に足を運ぶ。

「ただいまー」

「お兄ちゃん!!大丈夫だった??」

「大丈夫だ、ってか今もしかして心配してくれたのか?」

「う、うっしゃい!……!!」

「噛んじゃうくらい照れてんのかぁ~??」

「…ーーーっ///」

こっちに来て俺の体をぽてぽてと叩く。かわいい。


「…そういえば、母さんは?」

「ママ?ママはねー…そこで寝てる」

と言いベッドに指を指す。

「心配してたんだけどね、考えれば考えるほど気持ち悪くなるって言って寝た」

「そうなんか…今は起こさないほうが良いか」

「そうだね…あれ、お兄ちゃんどこ行くの?」

「管理人さんのところに用事があってな、すぐ戻って来る」

「あーそうなの?いってらー」

部屋を出る。


「あんたの家族…仲いいのね」

「仲いい…かはよくわからないですけど、それなりに楽しく過ごしてますよ。なんでですか?」

「…あたしね、家族の仲は良くない方だったの。

あたしのことを可愛がってはくれたんだけど、夜にお父さんとお母さんが喧嘩してる声が毎日聞こえてさ…寝るに寝れなかったわ。

小学4年の時に事故でお父さんが死んだの。そりゃ死んだ時はすごく悲しかったし、お父さんには申し訳ないけど、やっと静かに過ごせるって思っちゃった。

でも違った。そこからは前とは比べ物にならない、地獄みたいな日々だったわ。

なにかあればすぐにあたしを殴ったりね…家に帰るのが嫌で仕方なかった」

「それは…お気の毒に」

「別に同情は求めてないわ。ただね…時々あんたたちみたいな家族見ると憧れるのよ。

 『あたしもこんな家族に生まれたかったな』…って」

「そんなことがあったのか、人は見た目で判断しちゃいけないな」

「羅面あんたねぇ」

「…」

クソッ、かけるべき言葉が見当たらない。

成績優秀、容姿端麗、一見万能な人にも、この世に生まれて生きる限り過去はある。

アホそうなこいつだって過去はあるんだ。

だが…そんな壮絶な過去だとは思わなかった。

「…暗くしてごめんね?それで、何だっけ?」

「あっ…ここの管理人と話をしてきます」

「わかった、着いてくわ!」



「すみませーん!!いますかー!!」

ガチャ

「…ああ君かい!今度はどうしたのかね?」

「今日、地震がありましたよね。地震の影響はこの避難所にもあるはずです」

「そうですね、そこら中にひびが入っちゃって怖いですよ」

「なので、避難所を別のところに移しましょう。ここがすぐに崩れることはないと思いますけど、いつ崩れるか、いつさっきのような地震が起きるかわかりません。もし崩れたとしたら…」

「たしかにそうですね」

「…!!じゃあ…!!」

「移しません」

「…え?」

「移しません。今の状況で別の避難所に移動をしようとすると、凶暴な人に襲われてしまうでしょう。第一、どこに移すのかは決まっているのですか?」

「それは…」

「…鳳凰さんの気持ちもわかります、しかし、万が一死亡者が出てしまったら私が責任を負うことになるんです。」

「っ…」

「この話はなしにしましょう。代わりになにか、楽しい話でも…」


「俺はホウオウの意見に賛成だ。」

「あたしも!!」

…!!


「確かに、このボロい建物はいつ崩れてもおかしくない。しかし、こんな薄暗いところでずっと過ごしているより、外に出て現実を見たほうが身のためになるんじゃないか?」

「ええ、ですから…」

「ここに残りたい人だけ残れば良いんじゃないの?」

「責任は…」

「責任は俺が取る」

「羅面…!?それは流石に…」

「こんなとこで動かず一生を過ごすより、さっさと動いて嫌われる方が俺は好きだな」

「チッ…勝手にしろ」

「ふっ、チキンめ…おいホウオウ。動かなきゃ何も始まらないぞ?」

「…はい!すぐに動きましょう!」



ガチャ


「あの小僧共は一体何なんだ!?ワシの方が年上のはずなのにあんな生意気な態度取りおって!!!」

「…まぁいい、ワシはここで涼むことにする、責任はあの小僧共が取ってくれるらしいからな、その度胸だけは褒めようか」

「にしても…この避難所でワシだけが扇風機を使えるという背徳感!!!いやぁ~こりゃあなかなかにいいものだな!!!」



暇で書いた小説なので続きはあるかもしれませんし、ないかもしれません。

あるとしてもそれは1世紀後かもしれません。

とりあえず暇なときだけ書いて出します。

誤字めっちゃあると思います。

というか周りの人みんな高クオリティすぎて怖いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ