また一人、
小説は初めて書きます。至らぬ点などあったら申し訳ないです。
ーーー20XX年 7月31日 14:15
ドガアアアアアアアアアン!!!!!
「えっ何!?爆発!?」
「静かにしてください!!」
「なんでよ??なんで急に静かに…んっ!?んー!!んーー!!!」
彼女の口を抑える。
「だから静かにしてください!」
「んーー??…んー」
…しばらく待って、静寂が訪れた。
「…もういいでしょう」
「ぷはっ!!なんで急にあたしの口抑えるのよ!!なんなの!!てか何考えてるの!!!」
「それはすみません…爆発音で化け物の注意を違うところに向けれないかなと…一か八かでやりましたけど成功しましたね、よかったです…」
(あ、頭いい!!!そんなこと思いつきもしなかった!!!!あたしだったら真っ正面から勝負してたわ!!!)
「…なるほどな。お前、頭いいって言われてるだろ」
「えっ!?どうして急に…俺そんな頭良くないですよ?」
「いいや頭は良いな。実際、お前がこの場に居なかったら俺…とそこの女は死んでいただろう。だからもっと自信を持て。」
「そうよそうよ!!って女ってなによ!!」
「あ、ありがとうございます…っと、そんなことよりも、化け物がいない今のうちにここから出ましょう」
「いやー…俺の人生発電所で終わるかと思った…」
俺達は今避難所に向かっている。今日一日の疲労が重なり限界に近いというのもあるが、地震や爆発が起きたために避難所が崩壊していないか心配だ(俺のせいでもあるが)。つまり家族の安否を確認したい。
ついでに、女性も避難所に案内する。
「精一杯足掻けばなんとかなるもんだ」
「そうですね、羅面さんも扉抑えてくれてありがとうございます、羅面さんいなかったらとっくに死んでました」
「俺は俺のできることをしたまでだ、あと『さん』は付けるな、羅面でいい」
「いいんですか?俺より明らかに年上ですけど…」
「お前だっていつまでも距離感じながら話すのは嫌だろ?」
「じゃあ遠慮なく、羅面、改めてよろしくお願いします」
「ああ…で、後ろで着いてきてるこいつはどうする?」
「…なによ」
「うーん、まず自己紹介してもらいましょうか…すみません、名前聞いてもいいですか?」
「そういえば自己紹介がまだだったわね…あたしは懐守嬉幸!大学生よ!キシャって呼んで!!」
嘘だろ。言っちゃ悪いがこんな頭悪そうなやつが大学生か。今日一番の衝撃だった。
「かいもりキシャ…キシャって漢字で書けます?」
「もちろん書けるわ!」
「…違ったら申し訳ないんですけど、記すに医者の『者』で、『記者』だったりします?」
「そっちの記者な理由ないでしょ!!嬉しいに幸せで『嬉幸』!!」
「あっ…すみませ…ww」
「何笑ってんのよ!!」
「いやちょっと…wごめんなさ…ww」
「あーもう!!なんなの!!!!」
「はーすみませんっ…wちょっとおもろくて…w…じゃあこっちも自己紹介しますか、俺はーー」
「鳳凰。でしょ?」
一瞬背筋が凍った。
「え…なんで知って…?」
「いや、あんたたち話してる時言ってたじゃない」
「…そういえばそうですね、俺は猫林鳳凰です。」
「それで…こっちのでかい男が羅面よね?」
「ああ、塩野羅面だ。」
「塩野…ごめんもう一回言ってもらって良い?」
「塩野羅面だ。」
「…ねえ、それってただの塩ラー」
「なんか言ったか?」
「ひっ…いえ、なんでもないわ」
やっぱ誰でも最初聞いた時はそういう反応になるよな。
ふと、キシャの前ポケットに入ったナイフが目に留まる。
「…そのナイフって、いつも持ち歩いてるんですか?」
「このナイフ?ええそうよ!趣味だもの」
「あーそうなんですね…あー?……あ、あぁー!…んー…」
いや、趣味でナイフを持ち歩いているとはどういうことだ。
「もしかしてコンビニ店員は建前で本業は暗殺者だったり…?」
「し・な・い・わ・よ!!!あたしのことどんな感じに見えてるの!?」
「元気な…バカ?」
「同感だ」
「うっさいわね誰がバカよ!!…これはバタフライナイフ。知らない?」
バタフライナイフ。確かによく見ると刃の下は長い持ち手?のような物がある。
たまに動画投稿サイトでペン回しのように振り回しているのを見る。
「バタフライナイフ…でもその刃っていろいろ切れますよね?」
「そうね!何でも切れるわ!」
「それだと何でも切れる危ない刃物を持ち歩いてることになりますよね?」
「そういうことになるわね!」
「めちゃめちゃ警察沙汰じゃないですか」
「バレなきゃ大丈夫よ!!それに今はこんな状況だし!!」
駄目だこいつ、いろいろと終わってる。
「まぁ今ならいいかもですけど…普通に考えてあなた怖いですよ」
「細かいことはいーの!!」
「はぁ…じゃ、早いところ避難所に」
「もう一個いい?」
「…なんですか」
「水…ありがとね」
「…いえ、気にしないでください」
暇で書いた小説なので続きはあるかもしれませんし、ないかもしれません。
あるとしてもそれは1世紀後かもしれません。
とりあえず暇なときだけ書いて出します。
誤字めっちゃあると思います。
というか周りの人みんな高クオリティすぎて怖いです。