「取説はどこなんだよっ!!!!」
小説は初めて書きます。至らぬ点などあったら申し訳ないです。
ーーー20XX年 7月31日 13:30
「お前はサイドミラーでも食らっとけええええええ!!!!!!!!!」
横から化け物目掛けて渾身のサイドミラーを口にぶち込み、一気に地面に倒す。
「グアアアアッッ!!!!!」
「まだ動くか!!!おらあああああ!!!!サイドミラーのおかわりだああああああっ!!!!!!!」
2個目のサイドミラーを今度は頭に力強く打ち込む。我武者羅にひたすら打ち込む。
「ア"…ァ…」
「はぁっ…はぁっ…羅面さんっ!!大丈夫ですか?!」
「…ぷっ」
「え?」
「ふはははっ!!いやーごめん、思わずちーっと笑っちまった」
色んな情報が重なり、一瞬思考が停止した。
え?俺の前で初めて笑ったよな?こんなふうに笑う…ってかなんで笑った?それより怪我は??
「はーおもろ…うし、とりあえず化け物減ってきたから走って逃げるぞ、このまま戦ってりゃキリがない」
「あっはい」
俺達はモールを急いで離れた。
「…えっ」
走っている途中、見えづらいが俺達がさっき休んだコンビニが見えた。
…いや、よくコンビニって気づけたなと思った。
コンビニは、ほぼ形を保っていなかった。
衝撃で一瞬足が止まる。
「どうした、追いつかれるぞ」
「……あっいえ、気にしないでください」
(あの人を助け…いや、今は逃げることが最優先…)
「…くっ」
全速力で走って逃げた。
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「ここで休めば化け物にも見つからないかな…」
「……あ、危なかったーー!!!」
(あのままコンビニに留まってたら瓦礫に埋もれて死ぬところだった…)
(てか!!!気になって後ろから着いてって隠れて見てたけどあいつらは本当になんなの!?!?)
(あんな化け物相手にして生きてるって強すぎるって!!!)
(…まだ着いてこ)
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「…着きました」
「ここが発電所か…どこから入るんだ?」
発電所の周りは有刺鉄線の付いた柵で囲まれていた。
考えなくても当たり前だ。一般人が出入りできるようになっていたら危険に決まっている。
『電気を復旧させる』ことに夢中で考えてなかった。
「どう入りましょうか」
「考えてなかったのか」
「すいません…」
「…お、入口あるじゃないか」
「南京錠かかってるじゃないですか」
「ん?ああ、これな」
バキッ
「よし、開いたぞ」
「?????」
いや、え?素手で?素手で金属ってあんなグニャって曲がるものなの??
「どうした?しっかり開いたぞ?」
「…なんかもう慣れた気がします」
「なにがだ?」
俺は羅面を置いて無言で発電所に入る。
ガチャ
「おー…ここが制御するところかな…?」
「使い方分かるのか?」
「ただの高校生に分かると思います?」
「おう…なんかすまんな」
「いえ…」
とりあえず非常電源があるか確認しよう。
「非常電源は…多分これかな」
非常電源らしきレバーを引いた。
カチッ
「おっ、ついた」
非常用のランプが光って薄暗かった部屋が少し明るくなった。
同時に俺達の横にあった液晶も光った。
「これが制御システムかな、どれどれ…」
…
専門用語だらけで何もわからない。
日本語で書かれているのに英語のテストを解いてる気分だ。
「わっかんな…」
「お前みたいな現代っ子は分かりそうなもんだが」
「わかんないって!!取説はどこなんだよっ!!!!」
「お、おう。分かったから落ち着け」
「はぁ…」
「でもこういうのってとりあえずポチポチしときゃ起動するもんだろ?どれ、ちょっと貸してみろ」
「え、いやちょっと待っ」
羅面が横から割り込んできてマウスをカチカチと鳴らす。
「ちょちょ、何やってるんですか!それで爆発なんかしたら…」
ヴウウウゥゥゥゥン
「…あれ」
「動いたぞ」
「…まじか」
部屋の中は非常用のランプではなくちゃんとした照明が光ってさっきよりとても明るくなっていた。
これで電気が使えーーーーー
…待て、よくよく考えてみろ。こんな事態だし、さっきの地震で家のどこかの配線が断線していたり、電柱に車が突っ込んで電柱が倒れていたりしてもおかしくないんじゃないか?
その配線やら電柱やらがどこかに引火や爆発でもしたら…
「…羅面さん!!今すぐ止めてください!!」
「なんでだ?電気は使えるようになったぞ?」
「なんでもです!!早く止め」
ドガアアアァァン!!!!!!
…最悪だ
暇で書いた小説なので続きはあるかもしれませんし、ないかもしれません。
あるとしてもそれは1世紀後かもしれません。
とりあえず暇なときだけ書いて出します。
誤字めっちゃあると思います。
というか周りの人みんな高クオリティすぎて怖いです。