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-Rift-  作者: †漆黒のN†
1/11

裂け目:前

小説は初めて書きます。至らぬ点などあったら申し訳ないです。


「…おっ、お客さんが来たみたいだ」

「しっかり狙いを定めて……」


パンッ!!


「これで12体目…今日は少なめだな」


あれから何ヶ月経ったのだろうか。


俺の知る人間は全員死んだ。幼稚園からずっと一緒だった友人も、そこら辺のコンビニの店員も、俺の家族も。

この世界にまともな人間が残っているかすらも怪しい。なんたってここ数ヶ月、誰とも連絡を取り合っていないのだから。

人間が死に…いや、〔理性〕を失ったことで、全都市、全世界のインフラは崩壊。

もちろんテレビなんて贅沢なものは使えない。ラジオ、冷蔵庫…スマホはもう、ただの鉄の板と化していた。


なんでこんな事になったか…すべてはあの日、ただベッドの上でスマホを眺めていた頃…



ーーー20XX年 7月30日 12:30



『…って、まって死ぬ死ぬ!!まじでやばいって誰か助けッ…あ"ーもう!!また死んだしぃーっ!!』


スマホから配信者の声が聞こえる。


「ふはっwこいつ下手すぎだろw」


俺の名は猫林(ねこばやし) 鳳凰(ほうおう)

夏休みに入って早2週間、大学受験生の俺は多少の焦りを感じつつも、まるでプラチナでできた仏像のように、ベッドから動かずのんびりしていた。


「にしてもあっちぃな…んだよこの暑さ…蝉もうっせぇし…」

「仕方ないでしょー!!ていうか、そんなこと言ってる暇あるなら早く勉強しなさいよ!!あんた仮にも受験生でしょ!!?」


母の甲高い声が耳に刺さる。痛い。


「わーったから黙って!!!……せめてこの暑ささえどうにかなればいいんに…かみさまー、あついのどーにかしてくださいよー……」

「……はぁ、神様なんていたら苦労してねぇっつーの………」


『ピロン』


スマホの通知音が部屋に響く。

「…?」


目を疑った。


『世界各地で謎の《裂け目》発生。近隣住民は安全のため避難を…』

「…んだこれ、フェイクニュースか?」


空中に裂け目??SFかよ、どーせテレビかなんかの参加型の企画だろ。と俺は思った。


「にしても手の込んだCGだn」


ドゴオオオオオォォォォン!!!!!!!

突然の外からの轟音が耳を貫く。


「!?!?!?!?!?」


慌てて外を見た。そこには、


「…は?…裂け目??」


ニュースで見たのと全く同じ《裂け目》がそこに在った。

CGでは到底表せない、たしかにそこに在る《裂け目》が威厳を見せつけるかのように俺を恐怖で包む。


「あんた!!大丈夫!!?」

「うおっ、いや俺は大丈夫だけど…外見てよ」

「…なによ、あれ」


いや俺に聞くなよ。


「なんか、《あれ》が近くにある住民は避難してるらしいよ」

「それじゃ避難しないと!!防災バックは!?」

「っつ…そんな大声出すなって、バッグはたしか階段の下…あ、あいつ呼びにいくわ」


部屋を飛び立し、妹の部屋へ向かう。

そしてドアを開ける。


「おいお前起きろ!!避難するぞ!!」

「zzz…」


さっきの轟音で起きないとは。もはや死んでるだろ。


「おーい!!おーきーろー!!!!」

「…んぅ…」

「んあ"ー"も"う"!!」


寝ている妹の体にまたがり、勢いよくーーーーー


パシッ!!!!


「んみッ!?!?」

「やーっとおきたか、おらさっさと避難するぞ」

「へっ!?いや…どうゆう…???」


何が起きてるか分かっていない妹の手を引き、急いで支度を進めた。


「ねえどういうことなの???なんで私達が避難しなきゃーーー」

「うっせぇ俺に聞くんじゃねぇ。とにかく、俺らのすべきことは急いでここから離れること。いいな?」

「???、まあいいや…あ、バックパックに推しグッズ入れていい?」

「いらんもん持ってくな!!!!!!」

「えー…」



はぁ…なんなんだうちの妹は…



暇で書いた小説なので続きはあるかもしれませんし、ないかもしれません。

あるとしてもそれは1世紀後かもしれません。

とりあえず暇なときだけ書いて出します。

誤字めっちゃあると思います。

というか周りの人みんな高クオリティすぎて怖いです。

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簡潔で控えめに言ってとても面白い
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