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評判
奈津子看護師はにっこりと笑いながら、患者たちに元気を分け与えるように努めていた。藤原さんもそんな彼女の明るさに救われている一人だ。今日は再び苦しそうな表情をしていたが、奈津子の声を聞くと少しだけ顔が和らいだ。
「藤原さん、ちょっと楽になりましたか?」と奈津子は心配そうに尋ねた。
藤原さんはゆっくりと頷き、「ええ、奈津子さんの声を聞くと、なんだかホッとします」と微笑んだ。
「それならよかった!でも、次に痛みが出たらすぐに教えてくださいね。無理しないで」と奈津子は優しく言い聞かせた。
その後も奈津子は病室を回りながら、他の患者たちにも明るい声で話しかけ、彼らの心のケアにも心を配っていた。彼女の存在は、病院内の雰囲気を一層明るくし、患者たちにとって大きな励みになっていた。
真紀子看護師長から
「うるさーーーーい」
と言われることもあったが、看護師長の「うるさーーーい」に慣れてしまった。奈津子は自分の役割を理解していた。患者たちのために、明るく元気な自分自身を保ち続けることが大切だと信じていたのだ。




