第045回『チョコレートデスマッチ』の感想!
まだ連載中で初期あたりの作品なので、
先が気になる所ですね!
「バレンタインデーまでが期限ですわ」
「期限?何のですか?ぷるぷる」
作者:絢
チョコレートデスマッチ
https://ncode.syosetu.com/n8752fh/
「主人公は木島悠希をはじめとした、
千代子・美代・修 の四人、
皆、学生で現代日本が舞台ね、
でもスピンオフ作品のようでもあるの」
「以前、紹介した、『三度目の転生』ですね」
「ええ、東野 美代 が恐らく、
『三度目の転生』のスノーホワイトの前世なのね、
転生をしてる分もあってか、
どこか達観した態度の不思議な少女よ」
「で、チョコレートデスマッチと」
「まずはバレンタインデーにチョコレート貰えないと、
死んじゃうよって声が聴こえる事から、
この物語が始まったと言っても過言ではないわ、
聴いたのは木島悠希で、
彼はさっそくといっていいほど不運に見舞わられるわ」
どうもバレンタインデーに近い時期に、
不運に見舞われるという怪奇な現象に、
取りつかれてしまったようで、
その厄を祓うためには、
好きな人からの本命チョコを、
バレンタインデーに貰うことが、
条件みたいなのよね。
「キャラクターたちは皆、魅力が有り余った、
学生で、その魅力は特筆されて紹介してあるけれど、
本命のチョコレートを好きな人からもらえるかは、
魅力だけでなくちょっとした策謀もいりそうで、
今後の展開が気になる所ね」
「おれ、勇者だけど、チョコレートって何?」
「おっと! 実は僕たち、
チョコレートの無い世界の住人だった!
ぷるぷる」
「日本や外国の習慣を知っているなら何となく、
伝わっては来ているはずだけど、
チョコレートを食べたことないって、
人がまずいる可能性は無きにしも非ずね」
チョコレートは原材料は、カカオという植物の豆、
カカオ豆を特殊な製法でチョコレートや、
ココアといった現代日本のお菓子には欠かせない、
甘くてほの苦い食品にしたところから、
大体、流通して広まっていったわ。
「コーヒーと同じくらい、
いえ、バレンタインデーには、
それ以上にポピュラーな食べ物なのよ」
「ふーん、でバレンタインデーってなに?
勇者するのに必要なもの?」
「バレンタインデーはざっくり言うと、
好きな人にチョコを贈る、
恋人になりたい人や恋人たちの習慣みたいなもので、
もともとはもうちょっと別な意味を持った日だった、
のだけど、チョコレートが流通する時に、
何故かチョコを贈るのが伝統になったのよね」
「ぷるぷる、チョコスライム」
「大体、わかった、
で、それがどうしてデスマッチに?」
「さあて、勇者、
そこがチョコレートデスマッチの、
肝とも言えそうなところなのよね、
お互いがお互い協力関係になれるのか?
それとも想像以上に混戦してしまうのか?
恋模様が描かれる時、
焦らされるのは必定といっていいわ」
「ところで、
チョコって誰でも好きに、
贈ったりできるみたいだけど、
簡単な料理なのか?」
「うーん、どうかしらね?
作り方にもよるでしょうけど、
大概、義理チョコといって、
市販されてるチョコを贈り合うのが、
普通な所じゃないかしら?
それこそ手作りはちょっと、
難易度があって、
失敗もしやすいと思うわ」
「ぷるぷる、チョコレートが入ってたら、
どんなお菓子でも一応、
バレンタインデー用のお菓子になりますね」
「何か、ずるく感じるよな、
ファンタジー世界では、
まず流通してない食べ物とかって」
「もちろん、産業革命とともに、
大量に流通するようになるような、
食品って、色々と問題も抱えてるのだけど、
チョコレートも犠牲の上に、
成り立っていると言っても過言ではないし、
あるとないとでは世界観ががらりと、
変わってしまうのは確かね」
「ぷるぷる、チョコの味を知らないのは、
仕方がないことなのです、はい」
「どうしたらこっちでも、
味わえるんだろうな?
味の分からない食べ物の話をされても、
黒くて茶色い塊だとしか伝わってこないし、
それを恋人がおくりあうと言っても、
どこか現実味が無いんだよな」
「まあ、近日中にでも、
ファンタジー世界で、
カカオ豆が発見されたら、
貴族を中心として、
ムーブメントが起きるでしょうから、
期待して待つしかないわね」
「ふうん、まあ、
仕方ないか」
「で、と、
この話、バレンタインデーまでに、
かなりの期間があるから、
なんだかんだ長引きそうなのよね」
「チョコレート作れました、
はい、終わり、だけじゃなく、
周辺の環境も情報も含めて、
ちょっとずつ外堀を埋めていくような、
手さぐり感がありますよね、ぷるぷる」
「そうね、
チョコレートに至るまでの、
お話し運びがまだどうなるのか、
未知数で、想像以上に、
展開に期待出来そうなのよね」
チョコレートがどう仕上がるかも、
バレンタインデーを無事に迎えられるかも、
今のところ、未知数で、とにかく、
分かっていることは、
バレンタインデーに好きな人から、
チョコレートを貰えなかったら死んじゃうってこと、
そこからざっくりどうデスマッチになるのか、
誰がデスマッチにするのか、
決め手がまだ登場してない感じで、
結構、焦らされるわ。
「勇者がチョコレート知らないってことで、
話がやや脱線したけれど、
要するに本当に未知数な話なのよ、
今までそこまでバレンタインデーに、
デスマッチしてる作品なんて見たことないし、
四人に絞られてる状況で、
どうして拗れるのかも謎だしね、
普通じゃない物語になること請け合いなのだけど」
「まあ、チョコレートっていうお菓子の、
ちょっとした話なんだろ?
だったらもうそこまで拗れたりはしないさ」
「ぷるぷる、勇者さん、
恋愛模様の複雑さは、
分からないですよー?」
「まあ、過度に期待しすぎてもなんだし、
勇者くらい軽い気持ちで、
読みつづけていくのもありかもね、
だって甘い恋のお話だもの」
感想は大体、このようなところで、
バレンタインデーの謎、そしてデスマッチとは?
謎が謎を呼び魅力的なキャラクターが、
現代日本を舞台に躍動する様が、
いかなものなのか? 気になりますね!
文字数は 13,351文字 というところで、
これから先、増えていく物語に注目です!
チョコレートって、
デスマッチするような、
ものなんですかね?




