第040回『攻撃は最大の防御ってよくよく考えたら逆に防御は攻撃って事になるって事ですよね。』の感想!
何か転生方法に、
一波乱あった模様です。
そして記念すべき第040回!
「読書感想会もこれで40回目ね」
「ぷるぷる、積み重ねを感じますね」
「そして今回は異世界転生! 謎多き主人公の登場よ」
作者:YUKi8409
攻撃は最大の防御ってよくよく考えたら逆に防御は攻撃って事になるって事ですよね。
https://ncode.syosetu.com/n2006ff/
「主人公は荒川柚木、
元の職業は詐欺師なのだけれど、
この人の魂は心の穢れからちょっと、
特殊だったみたいなのよね」
「なによりその転生方法も特殊でしたね」
「ええ、彼の住んでる地球の人間ごと、
全部、飽きたって理由で、神様が、
終わらせてしまったのよね」
しかしユズキだけは、
何故か消滅せずに、
神界にいる神と対面する羽目に、
なっちゃうから、
消えない魂だというからには、
これはもう、
異世界転生させるしかないって感じで。
「そこでユズキは特殊なチートと、
呼べるような魔法の袋と、
同じくチート能力を与えられて、
異世界に放り出されるの
危険な魔物がひしめくところにね」
「危険な魔物、スライムでしょうかぷるぷる」
「いえ、今作ではスライムが、
ちょっと違った登場をするのだけど、
それはちょっと先の話」
もともと詐欺師として知恵の働くほうの、
主人公であるユズキは、
手に入れたチート能力を使って、
モンスターの群れに苦戦しながらも勝利するわ、
そして、資金の元手もあったから、
その資金をやりくりして金策に励むの。
「ユズキが大体、
この世界でしたいこと、
魔法の勉強を自主的にし始めたあたりで」
「ぷるぷる、
スライムの登場ですね!」
「というよりパートナーの、
ミスラが仲間になったといったところね、
これにより物語の視点が増えて、
より客観的に主人公がどんな存在であるか、
を確認できるのだけど」
「どんな存在なんですか?」
「とにかくユズキは謎が多い主人公よ、
前世が詐欺師だからだといっても、
あきらかに過度な心の穢れが溢れていて、
それが自分の魂以上に周りに影響を及ぼす、
瞬間も訪れて、イレギュラーさが増すわ」
15話の最後のほうにあるお話しだと、
おそらくユズキが前世に暮らしていたと、
思われる地球が神様によって再生されて、
そこでまた謎の組織が動いているようだから、
どうも転生前の世界も物語に絡んできそう、
なのよね。
「なんにしても、
A級と呼ばれる強い魔物に対しても、
ひるむことなく、魔法のトラップで、
狩ってしまうくらい強い主人公だから、
物語の進行自体は割といいペースなのだけど、
この物語、伏線が色々あるようで、
このあとも謎が謎を呼びそうよ」
「ぷるぷる、ミスラちゃんに期待ですね」
「そうかしら? まあ、
ミスラは割と主人公にべったりながら、
自由に行動してるから、
主人公から離れて単独行動もあり得そうだけどね」
まだ主人公ユズキ達の交友関係は、
始まったばかりという所で、
異世界で、
そこまで親しい人が出てきていないから、
このあと、異世界の秘密を教えてくれるキャラが現れるのか、
それとも魔物だらけの謎を追い掛けて戦いに明け暮れるのか、
どっちにしても頭の切れる主人公だから、
展開は割と早くに訪れそうな予感ね。
「さてと」
「そうですね、気になったことは?」
「そうね、まあキャラクターが絞られてて、
読みやすいっていうのはまだ序盤だから、
魅力の一つとしてカウントするにして、
ユズキとミスラの視点変更を、
お話しの中で行って、結果として、
同じ展開を二度追うことになる回が、
あるのだけど、やっぱりちょっと、
混乱したわね」
「そうですかー」
「ユズキとミスラと神様くらいしか、
視点を変更させれるキャラクターが、
まだメインとして登場してないのも、
あるけれど、ユズキとミスラで、
同じことをすると物語進行のテンポが、
半分になってしまうわけだから、
ちょっと悩みどころよね」
「ぼくはミスラのスライムっぷりを、
もっと見ていたいですけどねー」
「あらあら、まあ同族だから、
分かることもあるのだろうけど」
感想はこんなところで、
何より魔法の仕掛けが巧妙に整えられて、
魔法に順応していく主人公ユズキの姿は、
あまりにもシステマチックというか、
考え方の進み具合が早いって感じで、
驚かされるばかりですが、
文字数は 51,527文字と、
それなりに読み込んでも、
すぐにお終いまで読んでしまえるので、
まだまだ気になることが盛り沢山です。
ではではー。
やっぱり詐欺師だから、
騙す展開も増えてくるのかなー?




