第039回『殺戮するは我にあり』の感想!
今回の作品は続編ですが、
初心者も羨む、
そのめまぐるしい必殺技の応酬に、
きっとあなたも目をむくはず!
「今回は武装男「ウェポンガイ」の続編ですわ」
「ぷるぷる、アダム・アルマン死闘録シリーズですね」
作者:悪食マン
殺戮するは我にあり
https://ncode.syosetu.com/n5260ff/
「作者さんを紹介するのは今回で三度目ね
悪食マンさんは豊富な武器、兵装知識を、
持っているから、それを基にした超能力を、
主人公のアダム・アルマンに与えているの」
「ウェポンガイ、武装男の名にふさわしい、
能力なんですよね」
「ええ、近代までの兵装知識や、
ファンタジーの兵装知識まで、
自由に装備も人格も、
兵士たちの魂で変身を遂げて、
次々と攻撃を繰り出す様は、
強く印象に残るわ」
今回は舞台が未来になってるのよね、
前回では核戦争で荒廃した世界が舞台だったけど、
一気に百年以上時代が飛んで、
アダム達もタイムスリップしたっていう、
設定になっているの。
「未来世界は鎖国した日本、
科学技術の著しい発達にも関わらず、
徹底した管理が敷かれ、ディストピア社会、
ユートピアの理想からはかけ離れた、
裏では暴力と貧困が蔓延っている、
そんな日本は東京の下町にタイムスリップ、
してきたから、もうアダム達は、
戦わざるを得ないわね」
「悪の組織が牛耳ってるんですよね、
東王会と西皇会でしたっけ?」
「そうそれぞれ東京と、
京都を拠点としていて、
どちらもアダムの敵になるわ」
「今回もバトルが魅力なんでしょうか?」
「そうね、
ウェポンガイの時のように、
成長という点では、
既に円熟期を迎えつつある、
アダム達だから、
六人それぞれが活躍する形で、
敵とのレベル差が気になら無いような、
戦いをしているわね」
「アダム達はウェポンガイの時に、
ほぼ最強と言っていいほどでしたもんね!」
「そう、苦戦するのは、
次の章からっていう感じだけど、
それでもアダムに、
前回の敵だった十武の力を使わせる位に、
敵のボス格が強いのも確かなのよね」
なんといってもメンバーが六人になったから、
敵を相手にしても危機に陥るより、
相手の名のある奴と殴り合い出来るメンバーが、
増えたってことで、ウェポンガイよりも、
本当に戦闘のテンポも物語の進行も早いの、
そこはウェポンガイの時よりも、
アダム達が一層成長を遂げたからってのが、
主だろうけど、やっぱり読んでいても、
爽快感が感じられるわね。
「おかげで東王会十将のメンバーを、
いちいち覚えなくても、
勝利出来ちゃうからいっかーって、
感じで、今回は敵の名前で、
特に覚えておくべきってのは、
あんまりいないわね」
「敵も割と正統派で、
変わり種みたいなのは、
次章からって感じでしたね」
「そう、物語の手さぐりな感じが魅力だった、
ウェポンガイの時と比較しても、
脚本も割と手に馴染んできたイメージがあって、
読んでいて読みやすいのだけれど、
引っ張られる謎は今回は少なめね」
「ラスボスである西皇帝・星村綾香ですが」
「そうね西皇帝・星村綾香がラスボスなのだけど」
今回は物語内の時間の都合上もあってか、
西皇会のそれぞれと六人のメンバーがぶつかる形に、
なるので、ラスボスにメンバー一致で総力戦で挑むような、
形は取らないから、ちょっとラスボスの実力が、
表に出にくくって隠しだねとしては、
少し残念な結果になってしまったようなのは否めないわ、
それでも十武の力を使いこなすアダムに、
最後の最期になる大技を使わせるほどに、
苦戦した相手であるのはたしかなのだけど。
「それでもハイペースでここまでのものを、
短期間でつづったその胆力は確かなものだし、
なにより戦闘の密度の濃さは、
ウェポンガイの時と比較しても、
決して劣ることが無いから、
戦いに対する真摯さが、
この物語をただの残酷な話から一段階、
昇華させれてる魅力ある所だとおもうの」
「でもアダム・アルマンが十武に、
変身しちゃうのは、
誰が誰か分からなくなりそうで、
ちょっと困惑の表情でしたね」
「それは言わないの、
重要な所では、
アダムはアダム自身の持つ、
力で立ち向かってるでしょ?」
感想はこんなところでしょうか?
倒した敵の魂さえ戦士の一部となって、
更なる戦いに向かっていくアダムの物語も、
この話で一旦、終わりという事になりますが、
アダムの早変わりする戦い方は、
後世に強く刻まれることでしょう。
では文字数は、46,233文字と、
ふと読み進めて、
気付いた時には大戦争といった具合で、
「アダム・アルマン」「龍孔明」
「清水朱音」「伊達真人」
「天野暮人」「ジャンヌ・ジェイル」
達の物語の感想はここでお終いとなります。
皆さんも良き読書ライフを!
読んでて楽しかったですね、
ここまで武器知識があるなら武器屋さんを、
始めてみるのも一興かも?




