第037回『Golden Blood 「召喚されたら、異世界もチートもハーレムも存在しない。じゃあ、何があるの?」』の感想!
大作な予感がします。
「今回の作品は召喚されますけど異世界には行きませんわ」
「っとするとどうなるんですか? ぷるぷる」
作者:kisaragi
Golden Blood 「召喚されたら、異世界もチートもハーレムも存在しない。じゃあ、何があるの?」
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「この作品は記憶喪失の主人公、高校生の獅道愁一が、
狩師として魂送師に召喚される、
そんな所から始まるの」
「狩師に魂送師、何かと謎が多そうですね」
「そうね、
主人公を含めて、
記憶喪失の疑惑がある人は、
結構いるから、
この物語が複雑なのは確かね」
特にオープニングの、
侍から導入されるお話は、
この物語のタイトルにもなっている
Golden Bloodの意味を伝える、
謎の多い始まりになってるわね。
「獅道愁一は基本、
魂送師とタッグを組んで、
悪霊退治や、
刀飾という過激な宗教団体と、
戦っていくわけだけど」
「舞台が現代なんですよね」
「そうね、
皆が暮らしている、
馴染み深い現代、日本ね、
表の顔は高校生をやりながら、
仕事として狩師や魂送師を、
して物語は淡々と進んでいくわ」
「物語の引きはどういうところなんでしょうか?」
「なんといっても獅道愁一を中心とした、
狩師や魂送師が持っている謎に関してね、
そして、冥界と呼ばれてる部分、組織が、
一体、どういう仕組みと考え方で、
彼らを選抜し、働かせているのかも、
かなり考えるところではあるわね」
「敵はどんな感じでしたか?」
「敵は強いと感じるほどの相手はなかなか、
登場しないって言うか、
割と獅道愁一も記憶が無いなりに、
周りからの支援もあって戦い抜いちゃうから、
戦闘シーンよりも状況把握や、
日常シーンのほうが多いといったらそうね」
「聞いていると、まだよく分かりませんが、
得意武器とかそれぞれあるんでしょうかね?」
「狙撃銃に刀、ステッキとか、
それぞれがちょっと違ったものを扱ってるけど、
どうも血統解放という狩師や魂送師が、
協力して引き出す能力に持つ武器が由来していて、
千年くらい前の血統から辿った祖先の霊的な、
ものを力の源としてるから、
狩師は、
自然自然に、侍のような格好で刀を振るって、
戦うって感じね」
「なるほど、で気になった点は?」
「そうね、二章で思い切って、
スポットライトを当てるキャラを、
獅道愁一から足利義輝に切り替えて、
お話を進めたりするくらい、
けっこう、大胆な物語進行をしていて、
特に四章ではかなり思い切った、
お話運びに思わず目を回したわ」
この物語は基本、
狩師と魂送師のカップルが、
軽い恋愛のようなものをしながら、
物語を進行するのだけど、
四章は打って変わって、
作りが天崎伊鞠という少女を、
中心として描かれているから、
読んでいて、異質感が濃いわ。
「何にしても、
ストーリー展開は、
一話にして急激に進行というより、
かなり説明に割いて、
それぞれの立ち位置、
性格を守りながら進んでるようで、
読んでいて安定感があるわね」
「この先きになりそうなことは、
ありましたか?ぷるぷる」
「なんといっても、
刀飾のその後と、
主人公たちが属するものの正体ね、
本当にまだまだ未知数の物語だから、
追うべき筋がいくつもあって、
読んでいて飽きない良さは保たれてるわね」
「侍が今後も活躍しそうですーぷるぷる」
感想はこんなところで、
読んでいて一章ごとに、
追うものが違っているので、
結構のめりこんで読んでしまうのではないでしょうか?
文字数は 183,307文字 ぐらいと、
読んでいて、結構有意義に時間を過ごせたので、
これはこの先が気になる作品のひとつです。
ではではー
まだまだ序の口?
というところなのかな?




