表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/49

第034回『小雪が降るある冬の日』の感想!

 連続して童話です、

短編ですよ!

「雪というと何をイメージするかしら?」

「白い、一面の銀世界?」




作者:森野昴

小雪が降るある冬の日

https://ncode.syosetu.com/n8493fe/




「この作品も引き続き童話で、

 冬童話2019、逆さ虹の森を、

 題材に描かれているの」


「作者さんも同じですよね」


「ええ、

 でも作風は、

 前のとはちょっと違うみたい」


 主に、祭り騒ぎの、

賑やかさが描かれていて、

逆さ虹の森もいつもと、

調子が違うみたい、

みんな楽しそうにしていて、

それぞれが出し物になって、

祭りの席を盛り上げるの。


「やっぱり楽しげなのはいいことね」


「動物たちが生き生きしてますよね」


「冬になったら体を動かして、

 暖を取るものだものね

 微笑ましいわ」


 祭りのしめも用意されて、

みんなの森で、

楽しそうにてんてんてん、

ててんがてん!

祭囃子か太鼓のリズムか?

にぎやいだ勢いは、

そのままに進むわ。


「今回は、

 妖精さんも、

 お休みなようで、

 森本来の暮らしぶりという、

 雰囲気があって良いわね」


「いつもいつも、

 事件というわけじゃなくて、

 和やかな雰囲気も魅力です」


「初雪の小雪が降って、

 森もそろそろ冬真っ盛りかに、

 むけて、冷え込んでくるころ、

 それでもまだ秋の名残があって、

 当然、その恵みも謳歌してる」


「なんだか、素敵な情景です」


 語り口は、一定のもので、

森の面々が入り乱れて、

通り過ぎてはまた触れてを、

繰り返している感じで、

てんてんてん、ててんがてんの、

掛け声?リズムとともに、

みんな調子が整って、

お話しを回していくわ、

それが独特で、絵本のような世界観を、

保っているから味わい深いわね。


「逆さ虹の森ということだけど、

 シンボルが登場しなくっても、

 森の皆は元気一杯ね」


「虹鱒っていうのも、

 逆さ虹のシンボルの一つかと、

 想いますけどね」


「あら、まあ、

 大切なメインディッシュだものね、

 このお話の」


美味しそうで、

楽しそう、

賑やかで、

暖かい、

元気一杯の作品になったわ。


「不思議よね」


「不思議ですよね」


「前に紹介した作品は、

 物語をおっていくに連れて、

 謎に導入されて、

 どこかファンタジーだったのだけど」


「今回のは童話って感じの、

 意味合いがより濃い気がします」


「やっぱり大半がお祭り騒ぎだからかしらね、

 それが皆の心を一つにしていて、

 語り口の安定を図っているから、

 見ていて不安が少ないのよね」


「不安要素が無いのは、

 読み口を一定にしてくれて、

 後に爽やかな印象だけ残してくれますから、

 とっても有意義ですよね」


 やっぱり物語の筋を何にするか、

据えるかで大きく話が変わるのは、

二つを読んでいて、感じた点ね、

楽しみにできることが違うことで、

読者の視点が大きく変わっていくもの。


「お祭り騒ぎで慣れている世界も、

 逆さ虹さんを招待する世界も、

 どちらも魅力的だけれど、

 やはり、どこまで紹介するかで、

 その世界は線で引き分けたように、

 なるのは特徴的なことよね」


「誰を出すか、出さないかで、

 ここまで変わるものかと、

 思うことはありますよね」


「お話は配役で決まるものなのね、

 またひとつ勉強になった気がするわ」







 さて感想はこのくらいですが、

森の仲間たちを主体にして描かれる、

お祭り騒ぎは、読んでいてリズミカルで、

絵本のような世界観に没入させてくれます。


 短編ということなので、

文字数は、3,316文字と、

本当に誰でも手に取れる作品です。


子供にも分かりやすいのではないでしょうか?

 やっぱり、

お祭りが主体だと、

楽しげでいいですね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ