表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/49

第028回『《短編》龍滅姫』の感想!

 この短編、

短いながらも、

結構迫力ありました。


「私は龍を滅さない姫ですわ」

「え、でも竜を倒したことはあるんですよね?」

「忘れたわ、スライム」



作者:東西南 アカリ

《短編》龍滅姫

https://ncode.syosetu.com/n0619fg/



「今回の作品は

 龍滅姫ルナというバトルヒロインが、

 颯爽と登場するバトルアクションものよ!」


「ぷるぷる、

 始まりの詩から意味深ですよね」


「そうね、

 これから壮大な物語が、

 スタートする雰囲気が、

 ビシビシ出てるオープニングね」


「でも主人公は?」


「そうね、どうやら今回の短編では、

 ちょっと違った視点から導入されるみたいね」


 この物語の主人公は、

青年シモン=ブレイブバード、

戦士の眼をしてる彼は、

 極寒の大地ルーシアに、

何やら脅威を感じ取ったらしく、

緊張の面持ちから始まるわ。


「シモンの職業は特に明かされていないけれど、

 その特異な能力から言って、

 戦う事をなりわいにしてるのは間違いないみたい」


「ぷるぷる、なぜそんな彼が極寒の大地に?」


「さあ?

 ただ、分かることは、

 強敵!

 この二つ字に限るわ」


 物語は、シモンを客観視しした文体で描かれて、

一定のペースで進んでいくの、

そして彼の前に現れたのは!


「タイトルの通り分かるでしょうけど」


「龍! ですね!」


「そう、その龍よ!

 それもトビキリ強い龍ですわ!」


 シモンと龍は当然戦うことになるのだけど、

その模様は苦戦に苦戦を重ねて、

これでもかとシモンの能力を使って、

龍を追いこんでいくのだけど、

龍の方が地の力が上回っていて、

そのサイズ感と、

強大な龍のブレスから、

気付いた時には追いつめられてしまうの。


「この作品の大半の部分を、

 割いているのが龍との戦いなの」


「あれ? じゃあ今回、

 語ることはほとんど無いんじゃ?」


「そうね、

 だから龍退治が一体どういう意味をしているのか?

 それに目を向けてみましょうか」


 冒頭の詩からすると、

ルーシア帝国のルナは龍と同族みたいなのよね。


「ルナの登場は格好良かったですよね」


「そうね、この物語の主人公を上回っているわね、

 というより彼女が主人公なのかもしれないけど、

 それは定かではないわ」


 そして、

龍滅姫という名を持つことから、

ルナは、

龍を倒す宿命のようなものを持っているようなの。


「そこから感じ取れるのは、

 ルナもまた龍と同等の何かなのか、

 そして龍を倒すことでどんな、

 メリットが彼女にあるのか、

 不明だけれど、

 とにかく盛り上がる部分ね」


「短編から長編が生まれることもありますもんね」


「ええ、この作品は、

 龍とのバトルを中心に描いた、

 連続ものになりそうな力をはらんだ、

 引き込まれる作りになっていたわ」


 ただ、それぞれの背景をみるのにも、

龍と戦ってる理由についても、

全体としても、ちょい情報が不足してるから、

ルナとシモンがどんな関係なのかは、

読んでいてもちょっと分からないわね、

共闘するような仲だから、

きっと同じようなことをする仲間だとは思うのだけど。


「まあ、これも短編だから、

 語れることも限られてるのだけどね」


「ぷるぷる、龍はつおいぞ!」





 感想はこれくらいですが、

読んでいて軽くいけてしまうバトルというのは、

なかなか、新鮮で、

こういう短編の描きかたもあるのかと、

感心した次第です。


では文字数 4,680文字なので、

読むのにそんなに時間が掛かりませんので、

気軽に龍との戦いを楽しみたい方は、

是非読んでみてください。

 タイトルの字面から、

何故かバトルものではないような、

感じに思っていたので、

ちょっと意外でした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ