第024回『なまこ×どりる』の感想!
今回もまた意欲作の、
登場です! パチパチパチ!
「なまこはスライムではありませんわ」
「ぼく、なまこじゃないよ、プルプル」
作者:Gyo¥0-
なまこ×どりる
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「主人公のアレクサンドラ・
フラウ・ポートラッシュは伯爵令嬢で、
類い稀なる魔力の量を伴った、
非常に強いお嬢様、
そして次期当主が約束された身分でもあるの」
「アレクサって呼ばれてますね、
縦ロールからドリルの異名持ちです」
「そうね、お話しの中で、
ドリル呼ばわりにされてる図は、
まだないけど、
基本学園生活の中で起こる、
些細な出来事が中心に描かれてるわ」
「生徒さんが生き生きしてますよね」
「そんな生き生きしてる生徒さんを、
一歩退かせる不思議な生き物が、
いるのよね」
「そうですね」
「そう、それはナマコ!
ひょんなことから使い魔召喚で、
ナマコを引き当ててしまった、
アレクサにまわりの人は、
当惑の色を隠せない」
「僕、スライムよりも、
不思議な生態してますよねえ」
「そんなナマコを使い魔として、
お供として、真剣に名を与えて、
寮内で共同生活が始まるの」
「当然、寮を預かる、
お婆さんには疑われちゃい、
ましたね」
「そうね、
うら若き乙女が、
ナマコをしもべにしてる、
絵面はとってもシュールよ」
「落ち着いたギャグですよね」
「ちょっと品性を欠いた、
気配りで気付かないまま、
お話しを進めてしまう、
アレクサも結構、天然よね」
「でもアレクサはとても強く、
横に並ぶ魔法使いはそうそういないとか」
「実力差はあくまで学生間でのはなしだけど、
大人でさえ、アレクサの突飛な発想で作られた、
魔法を禁止してしまうくらいよ」
「アレクサがどんな学園生活を送るのか、
とっても楽しみな作品ですね」
「そうね、どこかオシャレで、
気品が漂う中でネタを追い求める、
そのハングリーさが感じられて、
一発で世界観に入り込めたわ」
「文章量も適量でしたもんね」
「ええ、非常に読みやすい分量よ、
それでいて一話のしめも、
しっかりつけてくれるから、
一話だけ切取ってもなかなかのものよ」
「サルシャ姫さまはご満足なさったようで」
「まだまだナマコ真実は深まるばかりで、
物語も始まったばかりだから、
楽しいじゃない良いじゃない、
うれしいじゃないのラッシュよ!」
「日常風景もゆったりとしてる印象ですね」
「にっくきあんちきしょうが出ても、
静かな怒りが感じられる文体に、
思わず、やさしくなれた気がしたわ、
全体を通して結構しっかりした事の運びなの」
「ねがわくばアレクサとナマコの今後を祈って」
「アレクサにはビシバシと挑戦していって、
もらって、ナマコさん、クロの本性を、
さらけ出させてほしいものだわ」
「ナマコ真実が更に語られる日はくるのか?」
「それはゆったりと進む学園生活の中に、
ヒントが隠されてる気もするわね」
感想はさらっとしてますが、
全文字数 81,769文字 くらいと、
今読んでおけばしっかり追いつける、
良作ですよ。
なに? 黒くて握ると固くなるって?
ナマコだから仕様が無いってものでしょう。
ではでは!
読んでみるとあっさりしてましたし、
話が進んでも、ちょっとしたネタが、
面白いのは変わらないのが嬉しいですね。
後書きの解説や小芝居も魅力の一つ!




