第018回『チート・ザ・昔話』の感想!
おっすオラ昔話!
よろしくな!
「圧倒的筆力、圧倒的昔話把握力」
「我武者羅、根性怒根性」
作者:弧滓 歩之雄
チート・ザ・昔話
https://ncode.syosetu.com/n8596ek/
「今回の作品はそうね、疑いようのない名作よ」
「だって昔話は鉄板ですものね!」
「ええ、スライム、
人生のうち誰もが経験する昔話の数々、
それを数多かける小宇宙を爆発させて、
紡ぎあげたのが今作よ!」
「俺は盗賊だが、
この手の作品は中々に手強い、
倒しても倒しても立ち上がってくる、
アンデットのようにしつこい、
くどい、つまりすごい」
「私は僧侶ですが、
本来あるべき姿のまま保たれるはずの、
聖域、昔話が、
人の力によって解き放たれるのは、
まるで最後の審判を見ているかのようで、
作者さまという絶対神が具現化した、
神作であることは疑いがありません」
「私、魔法使い、
この作品に込められた圧倒的な魔素の量は、
まさにユグドラシルツリー演算でなされる、
ありとあらゆる術式を網羅した不可思議回路、
おおよそ昔話という古文書を独自解釈した、
古代魔法の禁忌に触れた、触れえざる者」
「俺は戦士だが、
直接、肉弾戦に持ち込んでも絶対に敗れない、
神格位が存在する昔話において、
俺たちの存在はちっぽけなのみとしらみの戦、
それさえも昔話だという含みを充分に持たせた、
理想形態はどの山脈を越えても決してたどり着くことない、
聖地、もはやこの昔話群に敵はない」
「武闘家だ、
すばやく突きだした拳の数数千打、
感謝の一撃を毎日のように積み重ねた26作の、
輝きは筋骨隆々の作者の筆力によってもたらされ、
指一本で逆立ちが出来るという作者様の、
圧倒的胆力をオーラとしてまじまじと感じ取った、
すなわち無双無敵」
「わしは海賊だが、
七つの海を支配しても支配しつくされない、
昔話という魔の海峡を単独航海して、
絶対にたどり着くことの出来ない暗黒大陸に、
上陸し、その世界で死ぬことなく帰ってくる、
作者は唯一無二の海神様じゃ、
だれも逆らうことは許されぬ!」
「わたしは錬金術師ですが、
昔話、チート、ベストマッチ!
変身ヒーローに違いない!違いないです!
今後の新しいヒーロー像が浮かび上がる、
究極的宣言は、刃向かうもの許すまじの、
五芒星を六芒星で包み揚げた超次元の叙述トリック、
なにものもかなわない」
「おれ勇者だけど、
ただの昔話だろ?
さすがに飽きるだろ!」
「「「「「「「「「「勇者!」」」」」」」」」」
「え、違うの?
これってそんな大事な話だった?
ただチートして俺tueee!
してるだけじゃなかった?」
戦士「なんという蛮勇か!」
僧侶「これは宗教に反する背信行為ですわ!」
魔法使い「これだから知恵の無い野蛮人は嫌いなのよ!」
盗賊「夜道に気を付けるんだな!」
武闘家「おれよりつよいやつにあいにいく」
海賊「七つの海を股にかけてもおらん青二才め!」
錬金術師「勇者くん、失望しました、
この作品を否定するなんて」
サルシャ姫「まあまあ、チート昔話ハーレムが、
流行ってるから、仕方ないわよね、
物語は続くけど、作者の本気、
みせてもらおうじゃあないの!」
勇者「おれは断固として面白いとは言わないぜ、
だってこれも武士の信念みたいなもんだからな」
さて、
多数決でべた褒めされたチート・ザ・昔話ですが、
蛮勇勇者は認めないそうです。
一体、何がここまで、
感想を分けてしまったのでしょうか?
それは時の運のみが左右する、
このなろうの大地において、
絶対不可侵の昔話を、
エンハンスメントして、
お出しするという行為が、
天然資源とは違うじゃないか!
違うじゃあないか!
と騒いでしまう有象無象の、
心理現象なのかもしれませんね。
文字数は、 83,934文字と、
読みやすい分量になってますし、
なにより昔話のグリッドラインに沿って、
作られていますから、
把握するのが楽という利点があります。
エピソード記憶によって、
それぞれのキャラクタの末路と、
その栄光が華やかに頭の片隅に入ってきて、
さあ、次の物語に行こうかというところ、
作者様の腕前をしっかりと感じさせられます。
発想の勝利、とだけ評しましょう!
どんだけチートしても、
結末はあんま変わんないんすよね。