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第016回『聖剣を台座ごと抜いた男』の感想!

ふんぬ!

「よし、では参ろうか:」

「おう!」


 戦士と勇者は、手を握りあうと、

両者テーブルに肘をついて、

なにやら力を込めはじめた。


「準備はいい?」


二人が準備しているのは、

何を隠そう腕相撲である!


「おう!」

「おう!」


「では、

 レディー!」


「「ゴー!!!!」」



作者名:Fe8

聖剣を台座ごと抜いた男

https://ncode.syosetu.com/n4420ec/



「今回の作品は、

 聖剣を台座ごと抜いた男よ!」


「聖剣を台座ごとって、

 あの突き刺さってる聖剣をですか?」


「そのとおり!

 この作品では、

 勇者の証として、

 聖剣を引き抜く試練が、

 与えられてるの」


 静かに台座に突き刺さった聖剣、

それを引き抜く行為は今や、

見世物状態、

誰が引き抜くのか?

誰が勇者なのか?

まったくわからない中で、

物語は始まった!


「でもタイトルが絶妙にネタバレじゃないですか?」


「もちろんそうね、

 でもそれを上回る個性の、

 キャラクターが登場するのよ」


「う、うぐぐぐぐぐ!」

「うおおおおおおお!」

 勇者と戦士の両者は、

筋肉をびくつかせながら、

手を組みあってテーブルに、

その手の甲を叩きつけようと、

お互いの力を発揮している!


「そのキャラクターとは?」


「聖剣が抜けないなら、

 まず、鍛えることから始まります」


「はい」


「わかったわね?」


「わかりません」


「えーわからないのー?

 スライム単細胞!」


「失敬な!

 これでも高貴な生まれの、

 スライムですよ!」


「今のもヒントよ」


「単細胞?

 あ!

 もしかして、

 スライムが引き抜くんですか!」


「自分から認めちゃってどうするのよ?

 もうちょっとひねって考えてみなさい、

 あの二人のように!」


 勇者と戦士の筋肉がせめぎ合い、

互いに一歩も譲らぬ腕相撲!

あとはスタミナの限りを尽くすのみだ!


「あれってひねって考えてるって、

 いえるんでしょうかね?」


「惜しい!惜しいわスライム!」


「えっ今ので惜しいんですか?ぷるぷる!」


「タイトルそのまんま、

 タイトルそのまんまなのよ!

 このお話は本当に」


 実直なまでにシナリオに忠実な、

主人公が抜けない聖剣を前に、

ひたむきな努力を重ねて、

少年から一人の立派な大人となった時、

運命の歯車ががっちりと噛み合う!

 止まった時は一気に奔流として、

流れ出すように高まる会場のボルテージ!

 誰もが期待することをやめた、

誰もが、その姿を嘲った。

 だが彼は諦めなかった!

ひたむきな力が一人の勇者として、

彼を覚醒させた!


「ね? 王道ファンタジーって感じでしょ?」


「うーんでもわかりませんね、

 一体どんなキャラクターなんですか?」


「馬鹿ね、ここまで来たらわかるじゃない!」


「だってさっきの文面、一見関係ありそうで、

 プロットだけしかないじゃないですか」


「プロットどおりなのよ!

 もうヒントはあげないわ!」


「あっサルシャ姫ずるい!」


「ぐぬぬぬぬぬぬぬ!」

「うおおおおおおお!」


 果たしてスライムは答えがわかるのか?

そして戦士と勇者の腕相撲の決着はつくのか?


 答えは 『聖剣を台座ごと抜いた男』 を

 読んでくれ!!!




 さて、感想は以上です。


 短編作品ですし、

何といっても評価の高い作品であります!

 文字数は 2,350文字 と、

大変読みやすく、

読後感は半端ない作品です!


 みなさん、ぜひどうぞ!

筋肉だ!

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