第015回『精神年齢30000歳超えの願い』の感想!
短編って気楽でいいね。
「今回は短いですわ」
「ですね」
作者名:Fe8
精神年齢30000歳超えの願い
https://ncode.syosetu.com/n9165cf/
「この作品は1000字くらいの短編で、
読んでいて負荷が少ないのでオススメできるわ」
「内容は?どうでしたか?」
「転生を繰り返している存在が綴っている、
短編といったところかしら?
もっともこの短編の主人公も、
転生者なのだけどね」
「え?精神年齢30000年分も転生を繰り返すんですか?
それって凄い長編になりそうですよ、
それにしては短くないですか?」
「そりゃそうよ、
数回、色んなものに転生してみせて、
最終的に30000年分経ったという事に触れて、
転生するのがどれだけしんどいかを、
語るのがこの作品だものね」
「ぷるぷる、僕、スライムですが、
転生するなら勇者がいいです」
「あら?
勇者なスライムって珍しくないのよ、
とあるゲームだったら、
だから転職すれば済むことじゃなくって?」
「そ、それはそうですけど」
「転生を繰り返して物語を紡ぐって点で、
前回、紹介した、
三度目の転生 ~今度こそ幸せに天寿を全うしたい~
一致点はあるといったらあるわね」
「そうですか?
魔族、科学、ドワーフ、樹、魔獣って、
順番で転生してる作品だから、
大きく違ってるとは思いますけど」
「まあ一致してるのは連続転生ってことと、
不慮の事故らしきやらで死んでるってところ、
だけだけれども、それでも面白くはあるわ、
転生ものって」
「サルシャ姫様は転生なさったら、
どんなのが望みですか?」
「わたし?
わたしはねえ、
そうね、
どうせ転生するなら、
魔族とは真逆の天使とかいいかもしれない、
自由に空を飛べるし、ジメジメしてなさそうで、
ポカポカしてるイメージがあるもの」
「と、このように、
転生するものに望みや願いを、
託すと、精神年齢30000年かけなくても、
十分な満足のいける転生を、
想像していけるようです」
「あら、スライム、かついだのね・・・・・・
まあいいわ、
確かに転生先のことに想いを馳せたら、
ずっと面白い転生の仕方とか、
異世界の意外性とかを、
自分から売って出せそうだものね」
「精神年齢30000年でも、
価値観が変わらなかったのは、
割に凄いですよね」
「そうね、転生なんて、
ロクなもんじゃないと、
言いながらも、
自分で転生を受け入れて、
なんだかんだ転生を、
エンジョイしてるなんて、
結構、不思議な精神してるわ」
「僕も精神年齢高めの、
スライムになりたいですー!!」
さて、感想はこの位で、
この作品は短編、
文字数は 1,152文字で、
大変読みやすくなっております。
日頃、長い文章にお疲れの方は、
箸休めにいかがでしょうか?
ちなみにちょっと尺を稼ぎましたらば、
この感想でちょうど、
短編の長さを上回ってしまいますから、
世の中に余計な感想を書く輩というのは、
絶えないという仕組みでございます。
ああ、合掌。
感想って頑張れば、
結構、長く描けるもんだね。