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手紙

作者: 春夏冬 悪姫

拝啓 お前様


お元気でしょうか?

今年ももう終わろうとしております。

お前様が降りたこの列車はまだ走ってます。

お前様が私と同じ車両に乗ったのはいつ事だったでしょうか?

もう思い出せませんがお前様との相席はとても楽しかったです。

何年も隣で過ごせて、私は幸せでした。

お前様が降りた日はとても泣きました。

もう周りの目なんか気にしてる暇などないほど泣きました。

それからも一人でこの列車に揺られてます。

もうそろそろ私もこの列車を降りることになるのしょう。

お前様はまだ乗ってろと言うでしょうけどこの席分を誰かに譲らなくてはならないでしょう。

私の終点には何があるのでしょうか?

お前様以外にもたくさんの人に会いました。

お前様以外にもたくさんの人と別れました。

終点後お前様と話せる時間はあるのでしょうか?

そんなことを考えながらここで筆を置かせていただきます。



敬具

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