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第6話♪幼稚園行事編



◆幼稚園行事編◆



≪お父さんと楽しもう会≫



ちびみかんの幼稚園でお父さんと楽しもう会があった時のこと。


なんでも前転を披露するらしく家でも特訓してたのですが、腕や頭をくねくねさせてるから、前に転がらず、どこに行くかわからん。


始めて家の中で披露の時なんぞ、私の後頭部にかかとおとしが直撃。


旦那は行く気満々。


ちびみかんの数々の幼稚園伝説、私の冗談だと思ってるから〜行ったらどーなることやら


先生もちびみかんからいろいろ噂を聞いてるから


「ちびみかんパパのかたつむりとだんご虫とへび

(*注ちん●んです)楽しみにしてます ハハハ」


だって。


≪お父さんは逃げた≫



楽しみにしていたお父さんと楽しもう会。


旦那も今日ばかりは顔が怖い怖い病を返上し、目尻を下げた親バカパパの顔に…。


朝の体操、ご挨拶をした後、先生が


「パパの好きなところはどこかな?」


あっ次女が手を挙げてる。


いやな予感。


『あのね、パパのちん●ん、かたつむりとへびとだんご虫がついてるんだもん』


マイクごしに元気よく。


…旦那は下向いて赤くなってる。


私も周囲のママ達の興味シンシン視線に耐えられず、動揺して手で隠そうとしてしまった。


先生もどうリアクションしていいかわからず(今日は新人先生が司会を担当)笑ってごまかしてた。


旦那は、真っ赤な顔して


「急用思い出したから仕事行くわ」


と帰っちゃったよ。


始まって20分で…


お陰で体力ゲームは私。


他のママと話してると派手な格好のおばちゃんが。


黒のパンツスーツ上下裏表にヒョウ柄にピンクのサングラス、頭はパンチ。


「ひゃーすごいよ。あの人。」


『モロおばちゃん代表じゃんね。』


「誰んとこだろう?」


目が悪いから近づいて始めてわかった。


『うちだよ』


近づくと何しでかすかわからない姑だから他人のふり〜


そういう時に限って


「みかんちゃ〜ん来たわよ」


≪まだ余波つづいてた≫


お父さんと…にてちびみかんから爆弾発言をされ、仕事に行った旦那。


その日は帰ってこなかったわ〜


電話はあったけど。


ショックの傷は大きかったのねと寛大な気持ちでいたら、朝の五時半いやがらせの旦那からの電話。


「俺だ。なんか外で寝てたよ。雨で目が覚めた。」


なんで外で


よく命が、お金があったわ〜


まぁ顔が怖い怖い病の旦那なので、勇気あるチャレンジャーは少ないと思うけど。



旦那も50才にて外で寝たのは始めてだったらしい。


旦那が帰ってくる前に、ちびみかんにお父さんはすごいと念仏のように唱えさせ、今後我が家では、だんご虫、かたつむり、へびは禁句に。


旦那が帰宅し、だんだんご機嫌になってきたら、ちびみかんもいつものペースに戻り、旦那の鼻先に人差し指をかがせ


「パパいい匂いするよ!」


クンクンナニ-!!


『くっせ〜なんだこの匂いは?』


「ちびみかんちゃんの穴の匂いだよ。」


『穴って鼻?耳?』


「ブップー正解は、ちびみかんちゃんのお尻の穴の匂いでした」


…私も旦那もあ然。

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