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第23話♪やっぱりちびみかんがNo.1



≪大人になったら≫



相変わらず朝から脳天気な、家族でございます。


「ママ〜次女踊りうまいでしょ?」


『…うん、上手だね。』


「だから大きくなったらね、ランドセルになるんだぁ」


『へっ?ランドセル?これになるの?』


「ママ馬鹿じゃないの?ちびみかんがど〜してランドセルになるの?」


『だって〜ちびみかんが自分で言ったんじゃん。』


「ち、違う〜。だから〜歌って踊るの!」


『はいはい。それは、アイドルでしょ?』


ちびみかんなら歌って踊ってお笑いもできるよ〜


甘夏に


「甘夏は大きくなったら何になりたいの?」


『え〜あのね。絵描きがいいな〜』


「そうだね。絵上手だから、なれるよ。」


横で聞いてたちびみかんが


『ちびみかんも、おかき食べたい』


…ちびみかん絵描きと、おかきと一緒になってるよ〜


「ちびみかん〜おかきじゃなくて〜絵描き。絵を描く人。画家と言う人もいるけどね。ママ〜そうだよね!」


『え〜じゃあちびみかんは、やめた。ばかになりたくないもん!』


…はぁ〜充分近づいてるようなハハ


≪ハーイは注意≫



夕方6時から学校にて集まりが〜。


雨の中、甘夏&ちびみかん連れて行ってきました。



4年生はチョコバナナとクレープの担当。


で、私はクレープの係になったのですが、代表を誰にするか決めていた最中に


「ママ〜どこ?」


ハーイ


「…でお願いできますか?」


ハーイ


パチパチと私に拍手してるの。


あぁ〜代表に私が手を挙げたことになってるらしい…


私を呼んだちびみかんは、


靴下脱いだから私に持てとかだし。


役員から渡されたプリントを見ながら、打ち合わせを進めてると


ちびみかんが


「じゃあちびみかんちゃん鬼ね。1、2、3…」


と輪の中に乱入。


ハンカチ落としでも、カゴメでもありません。


以前頭の寒い教頭にちびみかんが爆弾発言をして、その教頭は転勤になり新しい教頭先生も、やはりこれからの季節帽子がないと頭がシモヤケになりそうなヘア。


「ママ〜あのおじさんもワカメ食べないとねっ。

前のおじさん海に帰ったの?」


タコじゃあるまいし…


ちびみかんを見てるはずの甘夏がいなくなってる。


どこに行ったのかと思ったら、ちびみかんが


「甘夏ね図書室で寝てるよ。」


図書室に行くと、口開けて気持ちよさそう。


枕代わりにしてたのが


「これであなたも眠れなくなる」


というお化けの本。


≪お肉≫



ちびみかんがスーパーの肉売り場でダンスを披露してきましたわ〜


お肉の歌ご存じかしら?


♪お肉〜♪


お肉好き好き〜お肉好き好き〜

♪からあげ♪ステーキ♪しょうが焼き♪

♪お父さんもお母さんも♪〜


とこんな歌が肉売り場に一日中流れてるのですが、前からあやしい動きがあったちびみかん。


この日のちびみかんは心身共にベストだったようです。


お肉の歌が途切れ、また同じ曲がかかると

一心不乱に踊り狂い、ギャラリーが5人いました。


その間私は他人のフリをしつつ肉を選んでるフリを必死にしとりましたわ


早く終わってくれ〜と念を入れつつ。


動揺して我が家では食べない豚足買っちゃった〜


姑行き決定!


トモグイニナランカナ?


曲が終わるとお辞儀をして、おばちゃんたちに拍手をもらい満足な顔。

缶でも置いとけば小銭集まったかなんて思う私はせこいかしら?


レジに並ぼうと進んでいると肉売り場のおじさんに


「あっいたいた〜。さっきはモニターで笑わせてもらったよ。これギャラね。唐揚げステーキじゃないけどね。ハハハ」


…あの姿見られてたのね

『おじさんウィンナーありがとう。ママ今度は魚屋さんで頑張るね』


…私がやらせてると思われる!


頑張らなくていいです。


≪苦しい?≫



私は、いつもと変わらず朝食の準備にちびみかんの幼稚園の弁当作り。


ちびみかんを起こし朝食を食べ始めるのを見ながらついウトウトしてたら、顔が苦しい〜何かに潰されると目が覚めたら顔の上にちびみかんのお尻が〜


「ちびみかん私の顔の上で何しとる?」


『テレビ見てるの。』


「テレビ見るなら私の顔の上じゃなくてもいいでしょ?」


『あ〜もう少しでオナラ出るとこだったのに残念!』


朝から圧死になる上に

ガス中毒になるところだったわ!


幼稚園にちびみかんを送りに行くと、先生に


「おはようございます。昨日園のぬいぐるみの頭にちびみかんちゃんのパンツがかぶさってたんですよ」


『へっ?昨日はスカートだからオーバーパンツ履かせてたから、パンツ脱いでもわからなかったかも〜』


「もう帽子みたいで爆笑しましたよ。 ハハハ」


『…ちびみかんなら有り得るわ。』


ちびみかんに聞いたらパンツ2枚履くの面倒だからだと〜


また幼稚園の日誌にちびみかん伝説追加になってしまうじゃん


≪今時の4歳児≫



昨日ちびみかんの友達が遊びに来たので、ちびみかんとどう違うか観察しとりました。


仮にお友達をMちゃんと仮名します。


1≫おやつに肉まん出したら、二人共外側から食べて上下の皮、最後は肉だったからとりあえずはおあいこ


2≫お母さんごっこ(昔はままごとと言ったけどね)で、赤ちゃん役とペットの犬で決まった。


肝心のお母さんがいないの〜


二人してバブバブ〜とワンワン言ってるだけ。


これで楽しいのか?


3≫二人して秘密の場所に行こうと密談しとるので、

後をついて行ったら、秘密の場所ってトイレじゃん!


4≫幼稚園ごっこをすることになったら名前を決めることからスタート。


ちびみかん

「私はやたか とめ」


(どこから出てきたのか謎


Mちゃん

『じゃあMは、かんべ りり』


(Mちゃんの方が現代風だわ)


5≫そのうち家庭の話を二人でしている。


「ちびみかんちゃんのママって、すごい怖いんだよ!怒ると角が出て変身するんだよ!」


『Mのママも怒ると、めちゃ怖いよ。粗大ゴミに出すって言うんだから』


延々と二人で慰めあい、

そのうち母はいかに怖いかということになり、本当の優しいママを探しに行こうと、リュックに何やら詰め込んでる。


中をのぞくとパンツ2枚、聴診器、お財布(中身はこども銀行)、お菓子に笛。


そして旦那の靴下まで。


わからないわ〜

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