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第22話♪やどかりオババ

≪やどかりの由来≫



今日は私の母について語りたいと思います。


1≫母は

「しんこ」

と言うのですが、ちびみかんが母を呼ぶ時は、しんこばあばが

「死んだばあば」

に聞こえるらしい。


2≫前にニューハーフのお店に連れて行ったら、ニューハーフのママに間違えられたことあり。


3≫趣味で日本舞踊をしとるので、髪を結ってるのですが、やどかりヘアと呼んでます。


4≫口が悪く声もでかく、以前親戚の話を喫茶店で話をしてた時、私がどうもその人を思い出せなかったら、母が近くにいたお客を指差し、


「ほら〜ああいうバーコードハ●でメガネかけてる人だよ」


あっ思い出し…


と言ったところで、そのバーコードハ●に水ぶっかけられた母


ケンカになり、一時はハラハラドキドキだったんですが、今じゃ飲み友達になったらしい。


よくわからん


5≫私がまだ実家にいた頃、密かに私の服を来て飲みに行く途中、


「ねぇ一緒に飲みに行かない?」


とナンパされ


『あらっいいわよ〜』


と振り向いた瞬間


「なんだよ!ババァじゃん。まぎらわしい」


と文句言われたとご立腹の様子でした。


≪実家にて≫



霊園の方と電話で話してたら


「ママ〜おなら出る〜」


とちびみかん。


受話器を押さえ


『おならならいちいち言わなくてもいいよ〜。ママ電話してるんだからね』


電話を切った後


「ママ〜おならだと思ったらう●こだったぁ〜」


クンクン…


まさか、う●こ漏らすとは思いもせぬ、替えのおパンツは持ってきてない。


おパンツを脱がしたら形のあるブツがコロコロ〜


母があたふたと自分のパンツを私に差し出す。


…4才児が黒のセクシーパンツなんか履くか〜


パンツを買いに行かなきゃと考えてたら


あっ…


母上の趣味の新生児並みの人形に以前私がちびみかんの余った紙オムツ履かせてたこと思い出した。


ソォーッと人形のスカートをめくったら助かった〜あったわ。


サイズはLだからOK。


ちびみかんは赤ちゃんみたいでいやだと言ってたけど。


無理やり履かせる。


でも、ゲ●ならわかるけど、なぜ?

よくわからないわ


≪あぁ〜≫


途中のすごい雨や雷は何かの前触れのよう。


猫殿は、一匹は老衰、もう一匹は逃走中で被害にはあいませんでした。


木魚もしまい、鐘も小さい方にチェンジしてあり、豆台風上陸の警戒注意報は、うまく伝わっていてセーフと思いきや…


甘夏とちびみかんは、線香はポキポキ小さく折り、仏壇の花は好き嫌い占いをして、位牌をおひな様のお内裏ごっこする始末。


始めは笑ってた母も、しまいには


「もう帰ってくれ〜」


と2時間もしないうち追い出されて帰宅しました。


何しに行ったんだか…

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