第21話♪園は楽しい
≪帽子≫
幼稚園で給食の日。
今日2時にお迎えに行ったら、まだ食べてる。
先生に聞いたら
「給食にキャベツの千切りがあって一本ずつ食べてるんですぅ〜」
…ちびみかんらしいわ
『ネェ先生。もしかして数かぞえるとか言わなかった?』
「はい、言ってました。よくわかってるんですね〜」
…そりゃ〜ちびみかんのことだからありえるかと。
ベンチに座ってたら、園長先生が
「昨日動物園行ったんですって?ちびみかんちゃんが言ってたわよ。ママがパパに変なこと言ってパパいじけてたとか?」
『ハイハイ。旦那が眩しいとかでサングラスかけて、どうだ?と言うから感想言ったら旦那がね〜』
「ゴリラみたいって言ったんでしょ?ちびみかんちゃんゴリラの真似してたわよ。」
『へっ?園長先生私ゴリラなんて言ってないですよ〜●介花子の●介って言ったんですよ〜』
「ハハハそれも言えてるわね。でもちびみかんちゃんのママもパパに似てるわね!」
ナニ-!!
『なんですと〜』
ちびみかんが何か園長に爆弾発言したに違いない!!
≪登り棒≫
延長保育を頼み4時に迎えに行きました。
ちびみかんは今登り棒に凝ってるらしく、先生にお尻を押してもらい上へ。
頂上で雄叫びをあげてるそう。
私にも見せると言うので見てたら園長の旦那が通りかかって
「おっちびみかんちゃん頑張ってるね〜」
『あっ、おじさんてっぺんは●だ』
私も先生も下を向き…笑いをこらえる。
園長の旦那は
「ちびみかんちゃん秘密だよ」
『えっー何が秘密なの?てっぺんは●のこと?園長先生にでしょ?』
「そうだよ。」
すごい勢いで去っていきました。
先生なんぞ、座り込んで笑ってるの〜
当分園長の旦那はちびみかんの側には寄り付かないことでしょう。
いつも帽子かぶってるから私も知らなかったけどね ハハハ
次女は変わらない様子みたい。
わざとおちゃらけてるのかも…
≪かいどり?≫
朝幼稚園にちびみかんを放り込みに行くと何やら貼り紙が〜
「今日の一時からテレビの撮影が入ります。放映されるかは子どもたちの反応次第」
先生に聞いたら
「昨日の夕方連絡あったんですよ〜。こりゃ〜ちびみかんちゃんに期待ですよ」
ちびみかんなら何かしてくれるかしら?
でも、緊張すると何しでかすか、逆に照れるかしらん
幼稚園のお迎えの時に、ちびみかんに聞いたら
「お話したい人は手をあげて〜」
その人の顔がいやだから手を挙げなかったとか。
そこは先生が、なだめすかしてインタビューに参加させたらしい。
何の話と聞いても、ちびみかんは教えてくれず。
担任のK先生も
「ちびみかんちゃん緊張したんですかね〜。声は小さいし微笑んだりして別人でしたよ。」
ちびみかんでも緊張することってあるんだとびっくり。
旦那に報告したら
「カメラ見たら魂取られると思ってるんだろう!」
とポツリ。
ちびみかんに
「なんで今日は、静かだったの?」
『あのね〜かいどりになりたかったから』
???
「かいどり?アホウドリじゃなくて?」
『だから〜かわいい服着てダンスするの』
「もしかしてアイドル?」
『さっきからそう言ってるじゃん』
はっ?
かいどり=アイドル
よくわかんないわ
『あなたは誰?』
寝る前に、ちびみかんが
「今度からちびみかんのこと、あみちゃんて呼んで」
『なんで?あみちゃんなの?』
「いいの。決まったんだから〜」
翌朝
『ちびみかんおはよ〜』
「ちびみかんじゃないのっ!あみちゃんなの。」
『ハイハイ…おはよ!あみちゃん』
「おはよ。かなるちゃん」
『はぁ?かなるって誰なんだぁ?』
「ママも今日から、かなるなの!わかった?」
ちなみに旦那は、<にり>
甘夏は、<くやも>だそうな。
いちお幼稚園のK先生にも連絡。
「わかりました〜ちびみかんちゃんのことだから何かあるんでしょうね〜」
園に迎えに行くと、K先生が走り寄り
「やはりちびみかんちゃんあみちゃんじゃないと返事しなかったですよ〜。他の園児も真似して、ボウケンジャーやプリキュアとかキティちゃんとか呼び合ってますよ〜」
家につくなり
「ママおやつ」
『へっ?私はママなの?あなたのお名前は?』
「ちびみかんに決まってんじゃん!」
『あみちゃんは?』
「跳び箱の中で寝てる」
≪本日のちびみかん≫
今日は幼稚園の保育参観に行ってきました。
園庭で寝そべってゴロゴロしてる子がいる〜
ちびみかんじゃないかぁ〜
あっという間にちびみかん一人だった園庭ゴロゴロが7人に増えてるよ〜。
その中の一人の子供のママから
「またちびみかんちゃんが先頭に立ってるしちびみかんママ〜洗濯してもらうからね。」
『今日は金曜日だから汚してもいいんじゃよ。
イヒヒ』
次年度入園予定のママから
「ここの園児は、いつもあんなことして遊んでるんですか?」
『いつもじゃないと思うけと、ああいうことやってる親の顔見てみたいでしょ?』
「えぇ〜…」
『あの先頭切ってやってる子供の母親でございます』
そのママの困ったリアクションに満足した私。
あっ…ちゃんとフォローはしときましたよ。




