第14話♪ちびみかんのお泊まり
≪宿泊保育≫
一泊で越後湯沢に幼稚園の宿泊保育にちびみかんが行ってきます。
何やらロープウェイに乗ったり、スイカ割りやマスつかみがあるらしい。
ちびみかんは、すご〜く楽しみにしているらしく、何度もリュックの中身確認したり、予定表(字も読めないのに)見たりしてました。
始めは静かになると喜んでた私も、近づくにつれて心配の方が大きくなり改札口でお別れの時は私の方が泣いてしまいました。
先生や周囲を唖然とさせ、去った後はママ友とお茶して、これから買い物です。
≪ちびみかんのいない夜≫
昨日は超寝不足でした。
ちびみかんがいなくて淋しいから?
ちびみかんのことで不安だから?
いいえ〜心配だけど、ちびみかんなら大丈夫でしょう。
寝不足の原因は…
いつもは隣りの部屋で寝ている甘夏が
「たまには隣りで一緒に寝てやるか〜」
と、私の隣りに布団を敷いたことから始まりました。
甘夏は寝言・寝相・いびき・歯ぎしりの4種類の武器を操る。
とても同じ部屋には寝てられないの。
私も覚悟を決めて寝ましたよ。
頭に足が飛んでくるわ、腹にキック、背中にと何回起こされたことか…
急に寝言で笑い出したり、もう勘弁して欲しいわ〜
ウトウトしてたら、突然
階段を勢いよく上がってくる音、ドアをバンと開け、電気をつけ、旦那がわめいてるの〜
何事かと思い飛び起きたら4時22分。
「どーした?」
『はっ?こっちこそ知りたいわ』
「お前が携帯かけただろう?家の中にいてかけてくるから、強盗にでも入られてると思って助けにきたんだろうがっ。」
『へっ?強盗?電話?あっ寝ぼけて着信歴をぽちっと押したのかも〜』
…旦那ブツブツ言ってたけど、私だってびびったわよ〜
旦那に
「ぽちっと押すのは婆さん(姑)の防犯ベルでたくさんだ〜!」
ハイごもっとも。
≪帰ってきたちびみかん≫
無事戻ってきました。
ちびみかんに
「おかえり〜」
とムギューとすると、まだ時差(?)があるんだかテンションが低い。
とりあえず餌のハイチュウのいちごを与えると
「ママ〜ちびみかんちゃん泣かずに頑張ったよ。泣いてる子がいてね、ママに会いたいよって言ってた子いたんだよ。」
そばにいた副園長と担任の先生が口をそろえて
「それはちびみかんちゃんでしょ。」
担任のK先生によると
みんなが寝ようとしてたらちびみかんだけ
「ママに会いたいよ〜」
「ママ〜助けて!」
と叫んでたそう。
朝も一人5時半に起き出し、ゲラゲラ大笑いしながら
パジャマの上からリュックをしょって、寝ている子達の間を駆けずり回ってたとか。
あちこちでちびみかんが頭や体をふんずけたらしく、泣きながら起きる子もいたらしい。
k先生も気持ち悪い目覚めだったみたい。
マスつかみは魚が早かったらしく、先生に
「だるまさんがころんだって魚に言ってて。その間にちびみかんちゃんが捕まえるから。」
と、ず〜と呪文のように先生も付き合っくれてたらしい。




