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土器でDOKI☆DOKIタイムスリップ  作者: 花園三京-Chan-


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1/2

巷で話題の骨董品店に行ったんだが、なぜか女子小学生と入れ替わったんだが

「以上で講義を終わります。」


そう言って、私、華園四京は目の前で開いていた教科書を閉じる。

やっと終わった、ヤレヤレと言わんばかりにこの教室、3号館の404号室から約20人の学生が退出準備を執り行う。


この1時間後には考古学学会のオンラインミーティングがある。

時間は極端にないわけではないが、せっかく空いた時間には海外から取り寄せた紅茶をゆっくりと飲むような優雅な時間があってもいい。


忘れ物がないかをチェックしてから足早に講義室を去ろうとする。

そうすると背後から私に声をかけてくる人物がいた。


「華園先生」


振り向くと、一人の男子生徒。


「君は?」


「三日月 みくろって言います。」

この授業はこの大学文化部歴史学科の必修授業のうちの一つ。主な成績評価方法は2つ。2回のレポート提出と15回目の試験で執り行われる筆記試験。

既に一回目のレポート提出が終わっており、目の前の学生──三日月には最高のA評価与えたはずだ。


「それで私に何か用かな?」


「俺、華園先生に憧れてて!」


「ほう、それで?」


「先生のこと、もっと知りたくて!あの、、、この後お茶でもいかがですか?」


「今は多様性の時代だと認知しているが、残念ながら私の恋愛対象は女性で──」


「いや、ナンパちゃうねん!」


人のことをもっと知りたい+お茶行きませんかはナンパのテンプレ文かと思っていたが──

私も学会だけではなく最新の恋愛ドラマでも見た方が良いのだろうか。


「華園先生、考古学が専門ですよね?」


そう、私の専門は考古学。AIを用いた遺跡発掘を得意としている。

大学院の博士課程の時に世紀に残る大発見を成し遂げ、その延長で助教、准教授、教授となりあがってきた。

まあ、純粋な実力のほかにポストが空いていた。という運の部分も持ち合わせているが。


ここでうそをつく必要はない。首を縦に振る。


「それなら、今SNSで話題の骨董品店行きませんか?」


すぅぅぅぅと息を吸う。

考古学を専攻としている私が言うのもあれだが、


「骨董品って需要ある?」


「いや、それ一番需要がある界隈の人が行っちゃいけない奴!」


そうツッコミつつも三日月はスマートフォンを取り出し、その巷で話題の骨董品店の記事を見せてくる。

ほう、縄文土器や弥生土器もレプリカでコーヒーや紅茶が楽しめるのか。

当時、日本にはどちらも輸入されていなかったはずだが、そこがギャップとして良いのだろう。


どうせ、研究室で一人でティータイムしようとしていたのだ。場所も近いようだし行ってみるか。

時刻を確認する。今は15:30をやや過ぎたところ。

会議は16:30だからやや急ぎめに飲めばなんとかなるだろう。



「ほう、ここがその骨董品店か」


所謂骨董品店というと刀等のものもそろえているようだが、ここはどうやら「容器」に特化しているらしい。レプリカを売り、それに興味を持った客が本物を買う、というビジネスモデル。

なるほど、なかなかに興味深い。

このようなお店は敬遠されがちだからな。

門戸を広く開放していろいろな人に、幅広い層を集めることは重要だ。


店内は満席だがさほど混んではいない様子。

前のグループは小学生女子グループと、中性的な顔立ちの人物が1人。

俺と三日月は3番目のグループとなる。


あまり時間が無いなと思っていると、大学生だと思われる大グループが席を一斉に立つ。

速やかに片づけが行われた。

机の大きさがばらばらだったため、一番奥から小学生グループ・俺と三日月・一人客と並ぶ。


隣でキャッキャしている女子小学生グループを見ていると、、、


「今の若い小学生って骨董品店に来るんだな、、、」


「まあ、ここ地域では本当に有名店みたいですからね。」


私が小学生だった時には逆立ちしても「地元の骨董品店に行こうぜ!」なんて言わなかったけどな、それがカフェであったりとしても、だ。


「あ、ウチ、カフェラテのドキドキ土器添えで!」

というウチ一人の言葉にえー私もそれにしようかな~という女子小学生集団。

なんか、若いな。

大人の闇とか知らないでそのままのんびり笑って生きててほしい、となんかおじさんらしいことを思ってします。


「先生は、何にします?」


三日月の言葉にふと我に返る。

近くにウェイターもいるので、待たせるわけにはいかない。

「それなら、エクスプレッソを1つ。」


「容器オプションは?」

とのウェイターの質問に、「縄文土器で」と返す。

同じものをくださいと三日月は返す。


「それで先生、私が先生に興味を持った理由はですね」


と語りだす三日月、そのアプローチ?は恋愛対象のものなのかなとぼんやり考えていた時に隣から

あ、

ということばが聞こえる。

どうやら小学生グループのうち一人が土器を落としたらしい。


そしたら、なぜかその破片がこっちに飛んできて、、、


光に包まれた、と思ったら。

白い空間に立ってる。

あれ、目の前に立ってるのは私と三日月?

あとなんか身長低くないか?

あれ、

なんか、

ランドセル背負ってない?

この1話の筋書き<精神が入れ替わる>は配信にてリクエストを頂きました。

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