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小娘の奮闘記④



別室は小さな女の子用に作られた部屋だった。壁紙は白地やなバラの模様、ベッドは白色だ。まるでお姫様みたいな部屋だ。

もしかして、私お姫様だったりして。

ぐふふふ。楽観的な考えしかできない私は綺麗なベッドに入りすぐに目を閉じた。


目を閉じたはず…なぜ目の前にマリモもどきがいるのだろうか。つんつんしたくなってしまう。つついてもいいだろうか。そんなことを考えてたらマリモもどきが話しかけてきた


「あなたは異世界転生者として神々により選ばれました。今から貴方の情報を提供いまします。あなたがこの世界で幸せに過ごせますように」


するとマリモもどきは消えて映像が頭の中に流れてきた。小さな子供の女の子の声、大人の女性、家まで連れてきてくれた男の子、小さな動物、見晴らしのよい丘…様々な映像が入ってきて頭が混乱する。そしてそのまま暗闇に飲み込まれた。



起きたときには目から涙があふれていた

ハイツェという女の子には様々な記憶があった。優しい女性はお母さんのマリア、手を引っ張ってくれた男の子はジャン。

家は母との2人暮らし。幸せではあったが

ハイツェは違う世界にいってみたいとずっと願ってたそうだ。そしてあの丘で神々にひたすら祈っていた。あのマリモもどきこそ神様だったのだ。マリモもどきが願いを受け入れ私が異世界に転生したのだという。

そして、私がやってきた世界には魔法が存在するということ、私はただの転生者でなにも特別なスキルはないことを説明された。


え、え、え?スキルないの?

お嬢様とか魔法使いになったりするんじゃないの?ちょっと私が知ってる転生の話と全然違うんですが。神様、いやマリモもどき、何かオプションつけておいてよー!


こうして異世界に転生した私は

ハイツェとして平凡な生活をしていくことになった。

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