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小娘の奮闘記②



見知らぬ男の子につれていかれている途中に気がついたことがある。私の手が小さい、足が短い。

あとで全体を確認しないと…

「ハイツェ、どうしたんだ?今日は大人しいな

どこかケガでもしたのか?」


「頭打ってしまってあまり思い出せないんだ」


「 あとでお母さんに頭みてもらおうな。

その方が安心できるからな。今日は家まで送るよ」


え、私のいえがあるの?まずそこからびっくりでついていけない…まぁ、ついていってみよう。

この男の子は私の知り合いなのかな。

全然わからないけど、私は直感を信じるよ!

どうか悪い人ではありませんように!


願いながらついていくと小さな村についた。

赤い屋根の家の前までくると彼は言った。

「ハイツェ、また明日遊びにくるからな。

お母さんに頭打ったこと伝えるんだぞ。」

そして私を家の前に置き去りにして去っていった。


え、私はこの家に入れば大丈夫なの?

不法侵入とかでつかまらない?すっごい怖いけど外にいるのも怖いし…とりあえず入るか…

赤い屋根に小さい窓のお家はまるでおもちゃのようで可愛らしい。

私は扉の横にある呼び鈴を鳴らした。

すると中から20代後輩ぐらいの綺麗なお姉さんが出てきた。

「はーい…ってハイツェ、何自分の家の呼び鈴ならしてるの?変なことしてないでご飯の時間だから早く手を洗ってきなさい。」


「は、はーい」


私、この家の子なの?いきなりの展開についていけてないんだけど。あ、でも家なら鏡あるかな自分をとりあえずみなくちゃ。


入り口から入ってすぐに木でできた洗面台があった。

鏡がついていて水道みたいなのもついている。

よかったぁ、やっと不安だった自分が見ることができるよ。スタスタと洗面台に歩み寄って鏡をみた。


そこには見たことのない金髪の綺麗な女の子がうつっていた。同時に理解した、私は異世界に転生しているということに。



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