71話 敵兵力と兵種
「ふむ、それで今回の魔王軍の兵力はいかほどかな?」
「人間族と半々で11万余りと出る前に聞きましたが、他に小鬼を3万以上連れていたとの報告もありました」
私の問いにライガが答える。
「小鬼など一般兵でも楽に倒せる相手ゆえ、さほど気にする事もないと思いますが…」
小鬼の数に引っ掛かりを覚えた私に、ケイド王子が言った。
「そうかも知れぬが、遠慮なく使い潰せる者がそれだけ居るのは厄介だとケイド様も思っているのだろう(小柄な小鬼が梯子を登って来る時点で的が小さくて厄介だしね)?」
「まあ、そうではありますが…」
イマイチ釈然としない様子のケイドをよそに、前方に住人が里に避難しているため無人になっている集落が見えてきたので頃合いかと思いエスリナに、
「出発から2時間ほど経ったので、そろそろ小休止を取らせるべきだと思うのだがどうかな?」
と、提案した。
「はい、そうですね。では伝令を出します」
さすがに常に《テレパシー》で伝えると私が居ない時に問題になるので、行軍中緊急時以外は普通に伝令を使う事にしている。
少しして全員が休憩を始め、田畑が踏み荒らされているため集落が荒らされていないか気になったらしい十数名が集落に入っていった(特に怪しい反応は無かったので許可した)。
先日の魔王軍がアンデッドばかりだったのが幸いしたのか、集落の中は特に荒らされている事も無かった様で、安堵した表情で戻って来た。
集落の確認のため、20分と結果長めの休憩になったが、行軍を再開することにして進み出した。
そして2時間近く進んで開けた場所に出たので、そこで昼食を兼ねた大休止をとる事にした。




