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69話 出陣

そして入れ替わる様にコーデリア王女達が近づいて来て、

「フレデリック様、先日は瀕死になった兵を治療して頂きありがとうございました。おかげで死者を出さずに済みました」

と言うと深々と頭を下げた。

「いや、私の都合もあったから気にしないで欲しい」

そう答えて頭を上げる様に言い、料理を勧める。


しばらく昨日の戦いの話をしていると、

「そう言えばフレデリック様。私、腕輪が無くても【ヒール・ハイ】が使える様になりました」

とても嬉しそうにコーデリアが言った。

「ほう…それは相当早い習得だね。天性の才能があると言っても過言ではないかな」

私は若干の驚きと共に称賛する。


すると、それを聞いたコーデリアの後ろに立つ侍女が苦笑と共にため息をついた。

「これからも精進はして欲しいが…あまり(こん)を詰め過ぎない様にな」

その様子を見て思うところがあった私がコーデリアに釘を刺すと、

「えっ、どうして……ナディア、あなた何か言ったの?」

振り返り、侍女に問いかけるがナディアは澄ました顔で、

「いえ、フレデリック様はお忙しいお方ですから、私などが話しかける機会などございません」


と答え、釈然としないながらもコーデリアは私に向き直り、その後ろでナディアが小さく謝意を示した。


◆ ◆


その後、明日からに備えて早めに晩餐は切り上げとなり、早めの就寝をして出陣の朝となった(ちなみにC班のうち3名は夜闇に紛れてジーリアへ先行偵察に向かった)。


練兵場になっている広場に里の戦士達およそ2千が集結して簡単な出陣式が行われ、里の者達や難民達が見送りのため城壁の上や道端に集まっている。

後発のサニア王国軍に行軍中に役立つであろう《治癒師の指輪》30個と《戦場の腕輪》10個を貸与した後、エスリナやケイド王子達と騎乗しながら部隊の先頭に立ち、およそ30年振りに【ペーブメント】を使うと、馬車が3台並んで走れる程度の幅で道が耐久コンクリートで舗装される。

そしてその光景を見た見送りの者達と出撃部隊からどよめきが起こった。


エスリナに目配せすると軽く頷き、右手を掲げて振り下ろし、「出陣!」と下令して進み始める。

部隊が進むのに合わせて未舗装の道が舗装道路へと変わっていく光景をしばらく見ていたエスリナが、


「フレデリック様、このままずっと舗装されながら進まれて本当に大丈夫なのですか?」

と、流石に心配そうに訊いてきたので、

「この倍の幅でも問題ないな」

と率直に答える。

「さすがフレデリック様ですね!これなら行軍の疲労も少なくなるでしょう」

私の答えを聞いたケイドの言に側近達も大きく頷く。


「まあこれは日程的にも序の口だな。

さて、ケイド様。今のうちに魔王軍が侵攻して来てから今日(こんにち)までのジア王国の対応などを聞きたいのだが、宜しいかな?」

私がそう訊くと、ケイドは側近達を交えて話し始めた…

DQウォークの超連戦組手クリアしましたが、最後の竜王戦でMP回復アイテム無くなって巻物コレクションを結構消耗する羽目に…次回は無理のない範囲でMP回復系組み込もう…

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