表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
67/89

66話 感染対策

庁舎に戻ると丁度昼時になり、そのまま昼食を取る事となった。

昼食を食べ終わり、(おもむろ)にスーリオンが、


「我々は出陣準備の手伝いをしようと思うのですが、フレデリック様はいかがされますか?」

と訊いてきたので、

「とりあえず、城壁の途切れた所を完成させようと思っているよ。

…そうそう、忘れないうちにこれを渡しておくね」


昼からの予定を答えたついでに、【亜空間収納】から畳まれた円管服(ツナギ)タイプの白い服を6着取り出す。

「あら、今度はどんなモノを出したの?」

興味津々といった風でアリステラが訊いてきた。


「これはあらゆる状態異常を防ぐ防護(エービーシー)服、というものですね。

もし不自然な捕虜の返還や病人と思しき人がこの里に来た場合、必ずこの服を着た者達で応対して下さい。

伝染病を流行らせようとする魔王軍の攻撃の可能性があるので」

畳まれたうちから1着を広げて説明すると、皆はギョッとし、


「そ、それは、本当ですかフレデリック様!

伝染病とは…」

動揺しながら訊いてくるスーリオンに対して、流石に【過去視】で視た人体実験らしき話をする訳にもいかないので、


「四天王のドルグードがリッチとなると、病毒に詳しい可能性が高いので、そうなると出生率に難があるこの里に対しては特に有効な一手となるだろうからね」

と、尤もらしい理由を説明すると、


「分かりました、必ずそうする様に見張りの者達には厳命します」

真剣な顔でスーリオンは頷いた。


その横からふと思い付いた様にアリステラが、

「それにしても、ドルグードってリッチだったのね。フレデリック様いつの間に調べたの?」

と突っ込んできたので、

「指揮官を殺す前に尋問して訊いたのですよ」

と説明して【過去視】の事は伏せておいた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ