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5話 始まり

ドアがノックされ、ドアの横に立っていたエルフの青年がドアを開ける。

入って来た20歳前後に見えるエルフの女性はお茶を配ると、一礼して退室していった。


皆で軽くお茶を飲んだ後、

「事が認識されたのはおよそ5年前と聞いております」

スーリオンが説明を始めた。


「このオストラント大陸は最も広い所では2000㎞以上といわれる内海によって東西に分かれておりまして、こちら側が東大陸、内海を挟んだ向こう側が西大陸と呼ばれております」


「その西大陸の北地方の北西部が魔族達の住まう魔族領でして、部族毎などに分かれて小競り合いがよく起こっていたそうなのですが…」


「非常に強い力を持つ者が現れ、魔族領を統一し、魔王を名乗り中部地方の東部の中小国家群に侵攻したのです。…これがおよそ5年前だそうです」


「これに対して西大陸の3大国、中部地方の西部にあるジェラルド王国、南部地方の東部にあるティルーゼ王国、西部のエストルナ王国は随時援軍を送って対抗したそうなのですが敗退して、2年で中小国家群の多くが占領されました」


「この状況を憂慮された西大陸の4柱の神様は、2柱1組で勇者様を喚び出し、ティルーゼ王国とエストルナ王国に1人ずつお遣わしなさいました」


「とは言え、ティルーゼ王国の男の勇者様は元々武芸を嗜んでいたのですが、エストルナ王国の女の勇者様は素人だったので先ずは訓練が必要でした」


「その間に4柱の神様達はここにおいでになられ、勇者様達の武具の提供と援軍の要請をアリステラ様になさったのです」


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