46話 精霊樹の里防衛戦②
(さて、このデュラハンはどんな奴か一応詳しく見ておくかな。【アプライズ+過去視】…おや、これはなかなか…)
オルディラ 年齢:31歳(死亡時)
種族:アンデッド(デュラハン)
LV 49
職業:元ジェラルド王国騎士団副団長
【剣術:B-】
【槍術:C】
【馬術:C】
【属性魔法:闇のみ中級まで全て】
【弱点:光属性(ダメージ1.5倍)】
【死の宣告(呪い):徐々に衰弱死】
【身体強化:初級】
履歴:剣と槍の実力はさほどでは無かったが、実家の力と賄賂と邪魔者を排除して副団長にまでなった。デュラハンになるには力不足だったが、持ち前の陰険な性格の相性が良くデュラハンになれた。
2年前、ジェラルド王国軍司令官に里の戦士を巻き添えにして魔王軍を攻撃するよう進言した。
(わざわざこんな奴をこの里の攻撃に参加させるとは、やっぱりドルグードはいい性格のようだね)
デュラハンは近づく前に【死の宣告】を私に使ったが効くはずもなく、そのまま接近を待つと、
「グフフフ、身体ガマトモニ動クマイ…オ前ニ【死ノ宣告】ヲカケタノダ…サア、マズハ右腕カラ落トシテヤロウ…」
などとのたまいながら、騎士剣を振りかぶる。
そんな三流デュラハンを生かしておく理由もなく、地魔法で踏み込みに最適な硬さにしていた土を蹴り、【(上級魔法)ピュリファイ】を付与した剣ですれ違いざまにデュラハンの胴を両断し、残りのスケルトンナイトを水平斬りで斬り捨てた。
加勢しようと後ろまで来ていたキーロフ達十数名は、一瞬の出来事に反応出来ずに固まっていた。
「お、お見事でした…」
灰となって消滅したデュラハン達の上を通り、元の立ち位置に戻った私にキーロフが声をかけてきた。
「つまらぬ奴の様であったから、さっさと斬り捨てたよ。あちらもエスリナ殿が遅れを取る事は無いだろうから、もう少し頑張ってくれ」
そうキーロフ達に声をかけると、キーロフ達は頷いて元の配置に戻った。
相変わらずスケルトンは向かって来るがこちらはひと段落したので、戦線全体の押し上げを始めつつ、あちらと坑道守備隊の様子はどうなっているか意識を多めに割く事にした。




