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42話 坑道守備

その後、ゴーレムを標的にした射撃訓練の話になり、

「私共の兵達が、明日はあまりお役に立てそうにないのが申し訳ないです」

コーデリア王女はそう言うが、

「何を言う、(ろく)に訓練も出来なかったのだから当然だろう。そなたが気に病む事ではない」

ケイド王子がすぐにフォローした。


微笑ましい2人のやり取りを見ながらエスリナに、

「そう言えば、坑道入り口の守りはどうする予定になっている?」

と訊くと、

「一個中隊(300人)を配置しようと思っています。さほどあちらには敵は来ないでしょうし、それで十分だと思います」


それを聞いて、思ったより多く行っても魔法で叩けば問題ないと思いながら、

「ではそちらに選抜部隊以外のサニア王国軍を配置しようか。陣地も後で作っておこう…コーデリア様、それでよろしいかな?」

そう訊くと、

「本当ですか⁉︎是非お願いします!」

コーデリアは嬉しそうに答えた。

「では私もそちらに参加させて欲しい。私とて少しは役に立ちたいのだ」

そうケイドが言い出したので側近達が止めようとしたが、結局坑道守備に参加する事になった。


◆ ◆


昼休憩終了後、坑道入り口の陣地を見に行ったが、元々有事の際には立て籠る計画があったので一通り陣地は構築されており、堀を深くしたり壁に狭間を付ける程度で済んだ。


その間、里の弓・魔法隊は変わらずゴーレムを標的に訓練をし、サニア王国の弓・弩隊は里の戦士の指導を受けながらゴーレム相手に訓練をした。

そして白兵戦訓練の方は攻撃側と守備側を入れ替えて行われ、一通り終わった後で今日は早めに訓練終了となった。




坑道守備に参加する事になったケイド達ジア王国一行だが、この里にはあくまで使者として来ていたため軽装備だったので、里から貸し出す事となった。

そしてケイドに貸し出されたのは、本来は私が装備する筈だったミスリルソードとミスリルメイルだった(ケイドはその出来栄えに感動していた)。


こうして準備を整え、夕食も早めに済ますと明日に備えて早めに休んだ。

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