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35話 二つ名

その後、防具に付与されている自動魔法【障壁】について説明をし、訓練用武器が当たっても連続数回なら大丈夫という事でより実戦的な訓練に変更したり、隊長格数人と同時に手合わせを行なって指導をしたり、戻ってきたエスリナと再び手合わせをしたりしていると、休憩時間となった。


少し前に来ていたミューリエル達がお茶の準備をし、私、スーリオン、エスリナ、ケイド王子、コーデリア王女でテーブルを囲む。


「先ずはコーデリア様、明後日共に魔王軍と戦って下さるそうでありがとうございます」

スーリオンがコーデリアに頭を下げた。

「いいえこちらこそ、ずっとお世話になっておりますのにその恩をお返し出来ずに心苦しく思っておりましたので、お認めくださりありがとうございます」

そう言うと、コーデリア達サニア王国の者は頭を下げた。


「ううむ、私も一隊でも持っていれば戦いに加わるのだが…」

その様子を見ていたケイドが無念げに言った。

「ケイド様にもこれから先、何度も戦う機会がありますわ」

「『白銀の氷姫』にそう言って貰えるとは有難い話です」

ケイドが恭しくエスリナに言った。どうやらエスリナにはそういう二つ名があるようだ。


「とりあえずこの後に、戦いに参加するサニア王国軍(便宜上、サニア王国軍と呼ぶ)と里の者達の顔合わせをすべきだと思うのだが、どうだろうか?」

私がそう言うとスーリオンが賛同し、

「そうですな、何事も早めにしておくのが良いですし、問題が有れば解決する時間も取れますしな」

早速合同訓練をする事が決まった。


話を聞いていたコーデリアがキーロフに目配せをして、キーロフが選抜部隊を連れて来るべく離れて行った。

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