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19話 お幾らですか?

「ひょっとして、先ほどの液体金属が何か関係しているのでしょうか?」

一歩引いて防具を見ていたエスリナがそう問い掛けてきた。


「その通り。他にも工程があるが、ミスリル製糸にコーティングするのが重要な工程となっている」

「なるほど、そうやって量産する訳ですか、よく考えておられますな。

しかし、量産品とはいえ使われている技術などを考えますと、とても安くは無さそうですが…」

そうスーリオンが聞いてきたので、まずは貨幣価値のすり合わせを行うと、


小銅貨=10オンジェ

大銅貨=100オンジェ

小銀貨=1,000オンジェ

大銀貨=10,000オンジェ

小金貨=100,000オンジェ

大金貨=1,000,000オンジェ

ミスリル貨=5,000,000オンジェ


おおよそこのぐらいになるようだ(ミスリル貨は我が国だと大銀貨数枚ぐらいの価値になってしまうが…)


「こちらの貨幣価値に合わせると、武器類は大金貨3枚、防具はミスリル貨2枚といったところになるな」

「予想よりはだいぶ安いですが、里の者3千人に装備させるとなると、防具でミスリル貨6千枚(300億オンジェ)という途轍もない価格に…それに武器を合わせると、もう目眩がしますな…」

スーリオンは思わずぼやいた。


「目眩がしているところ悪いのだが、まだこの指輪と腕輪の説明があるので聞いてくれ」

そう言いつつ、まずは指輪を取り上げて、


「この《治癒師の指輪》は装備すると、初級魔法の【ヒール】【プロテクション】【ピュア・ウォーター】が使えるようになる。価格は大金貨1枚だな」

続けて腕輪を取り上げ、

「こちらの《治癒師の腕輪》は装備すると、中級魔法の【ヒール・ハイ】【ヒール・エリア】【キュア・ディズイーズ】が使えるようになる。価格はミスリル貨1枚となっている。この2つは我が国の人気輸出品だ」

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