11 話 昼休み
同じ要領で、どんどん城壁を延長していく。
隣でスーリオンが
「こんなに次々と造って、魔力の方は大丈夫なのですか⁉︎」
と尋ねてきたが、
「中級魔法であるし全く問題ないな。昔はこうやって野戦陣地を造っていたものだ」
少し懐かしく思いながら答えた。
ひとまず東へ進む道を挟んで左右に城壁を作り終えて、昼休憩をとる事にした。
先程のメンバーが会議室に集まり、昼食を食べていると、アリステラがやって来て、
「休憩している間に東側に壁が出来ているのだけど、あれは何なのでしょうか?」
と訊かれたので、
「精霊樹と樹の家々を囲む形で、城壁を造っている。話を聞くに今回来る軍勢を撃破したとしても、こちらから出てジア王国を救援し、連合軍を編成し北地方を制圧する魔王軍を撃破しなければ、この地に平和が訪れる事はないであろう」
「その場合、戦える者の多くを失っているこの里はどうしても手薄になる。だからまずは防御を固めなければならんのだ」
と答えた。
その話を受けてエスリナが、
「話は分かりますが、あんな事をして魔力が枯渇しないですか?あの城壁を造るだけでも私達ではとても魔力が足りませんが…」
「いくら大規模だといっても【クリエイトゴーレム】は所詮中級魔法だ。魔力消費などたかが知れている」
と言ったのだが、皆は懐疑的な顔だ。
そして顔を見合わせた後、代表してスーリオンがこう言った。
「フレデリック様、もしよろしければ【ステータス】をお見せ頂けないでしょうか?」




