Episode 10 ーラヴレスー
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2014年8月16日(土)6時30分
橘拓也達は夏休みに入ってからも路上ライブを毎日のように続けた。太田が作ってくれた8月17日のライブポスターも沢山配る事が出来た。真希が家族でウィーンに海外旅行に行っている間は男3人で路上ライブを行っていたが、真希が帰国してからは今まで通り4人で路上ライブを行った。おそらく真希は音大に入った後の留学先を下見に行ったんだと龍司は予想していた。拓也ははただの金持ち家族の海外旅行だろうと言ったが龍司の予想は当たっていた。「大学2年になったら私はウィーンに留学する予定なの。でも、その前に私はプロになるから。ウィーンに留学はしないけどね。」と真希はそう言って笑った。
雪乃はというと、歌う事が出来ない路上ライブには参加してくれなかったが、時々路上ライブを見に来てくれた。日曜日の練習にはほぼ毎回欠かさず参加してくれただけでも充分だと拓也は思っている。
そして、今日、ひな達LOVELESSのライブの日が訪れた。拓也はこの日も相川と共にバイトに入っている。ひな達LOVELESSご一行は1時間前にはブラーに到着して、既に楽屋に入っている。久しぶりに会ったひなや赤木は特に拓也と話す事はせずに軽く挨拶した程度だった。赤木はともかくひなが拓也とあまり話さなかったのはただ単に緊張しているからなのかもしれないと思った。ひなはとにかく人前に立つと緊張するタイプだと大阪の高校に通っていた頃に本人が言っていたのを思い出したからだ。案の定、飲み物をひな達LOVELESSのメンバーに聞きに行くとひなの声と手は既に震えていた。普段のひなの印象はいつもモデルのような佇まいで自信に満ち溢れていて堂々としている。しかし、今のひなはいつものひなとは正反対だ。姿勢は丸腰で声にも表情にもまるで覇気がない。拓也も緊張する方だし、ひなの気持ちが良くわかる。が、このひなの状態はヒドすぎると思った。もし、ひなとツインボーカルでバンドを組んでいたら、緊張する2人がボーカリストで大変な事になっていたなと今更ながら拓也は思う。
ライブ開始30分前には客として龍司と真希と春人の3人がステージの真ん前の席に陣取っていて、後から太田と五十嵐が合流した。雪乃の姿はない。拓也は雪乃も今日のライブに誘ったが「興味ないな。」と言って誘いを断った。しばらくしてから今日バイトを休んだみなみと結衣の2人が一緒にブラーに入って来て真希達と合流した。みなみと結衣を今日のライブに誘ったのは真希だ。一昨日に真希は一人でルナに寄ったらしい。龍司がどうして一人で行くんだ?俺達も誘えよ。と言っていたが真希は暇だったしちょっと寄ろうと思っただけからそんなに長居するつもりなかったのよ。と答えていたが本当はみなみと結衣の2人を誘う為にルナに寄ったのだと思う。みなみと結衣の注文を取りに行くついでに拓也は龍司に聞こえない様に小声で結衣に聞いた。
「明日のライブ龍司から見に来てって誘われた?」
結衣は頬を膨らませた。その表情を見て拓也は龍司からは誘われていない事を察知した。ひな達がいる楽屋に相川が向かったのを横目に見て、もうライブが始まる7時になろうとしているのが拓也にはわかった。みなみと結衣の飲み物を用意していると間宮が店のBGMを消し照明を落とした。
(ライブが始まる。)
拓也はみなみと結衣の飲み物を急いで席まで持って行った。ひな達4人が楽屋から出て来て自分達の立ち位置に着いた。その様子を見ながら拓也はカウンターの中へと戻った。客の入りはなかなかだ。
ひなの表情はとても固く緊張しているのが見て取れた。そして、マイクを握るひなの手は震えていた。ひなは震えた声で自己紹介やメンバー紹介を始めたがその言葉の一つ一つがたどたどしいし声も消えそうなくらい小さい。
(ホントに大丈夫かな…)
拓也でさえも心配するくらいひどい状態のひなを待つ事なく郷田はドラムを叩き始めた。
*
ひな達がどんな曲を作り、そして、どんな演奏をするのか神崎龍司は前のめりになりながらステージを睨む様に見ていた。ひなは客席で見ているこちらまで不安になるような面持ちをしている。龍司は横に座る真希に、「あいつめちゃくちゃ緊張してんじゃん。」と笑いながら言うと真希は鬼の形相をしてチッと舌打ちをした。これ以上何か言うと真希に殴られると悟った龍司はその後は真希に声を掛けない事にした。その様子を結衣がニヤニヤしながら見ていたのが腹に立った。
曲が鳴り始めた。そして、ひなの笛の音のような超高音域の声が店内に鳴り響いた。
(ホイッスルボイス!まじかよっ!)
龍司はさっきよりも前のめりになった。横にいる真希も春人も驚いた顔をしている。みなみも手を口元に持って来てひなの最初の声で感動をしている。結衣は口元にまで持って来ていた飲み物を飲もうとして止めた。太田や五十嵐も似た様な感じで驚いている。おそらくここにいる客の全員がひなの声に驚いているのだと龍司にはわかった。
「5オクターブでホイッスルボイス持ちとはな…」
龍司はそう言って拓也のいる方を見た。拓也は龍司の視線に気付いてにやりと笑った。
(チッ。なに驚いてる顔を見て嬉しそうにしてんだあいつっ!しかし、ひなの奴…最初に出て来た時の顔とは全然違う。まるで別人だ。あんなに不安そうな顔してたってのに歌い出した途端、堂々としてやがる。)
郷田のドラムと西野のベースは前に聴いた時のように安定感があり嫉妬するくらい上手かった。
(それにしても…赤木の野郎…前よりギターが上手くなってんな…あの練習嫌いの赤木がこれだけ上達したんだ。よっぽど練習したんだろうな…)
「赤木さん。前から才能はあると思ってたけど、前以上にギター上手くなってるね。」
真希が龍司に言った。真希も自分と同じ事を感じていたのだろうと龍司は思った。
「強敵が現れたな。アイツを本気にさせたのはお前だからな。絶対に負けんなよ。」
龍司がそう言うと真希はニヤリと笑った。
「赤木さんが本気になったのは私だけのせいじゃないでしょ。あんたや拓也に負けてらんないと思ったのよ。そして、ひなさんの歌声を聴いてより一層自分も頑張らなきゃって思ったんだろうな。」
ひな達LOVELESSの自信に満ち溢れたライブは来ている人に感動を与えた。楽しい時間はあっという間に過ぎ去るもので2時間あるはずのライブは龍司が思っている以上に早く終った。龍司はもっとひな達のライブを聴いていたいと思った。またLOVELESSのライブを見たいと思った。そして、自分達もそういうバンドにならなければいけないのだと思った。
ライブが終わって客がいなくなっても残り続けている龍司達の元へひな達がやって来た。龍司と真希しか知らないであろうひな達にバンドメンバーの春人だけじゃなく、一緒の席にいた太田と五十嵐とみなみと結衣の4人も紹介した。そして、片付けを始めた相川が俺も紹介してくれと言って来たので簡単に紹介をした。間宮がテーブルを拭きながらひな達に言った。
「ライブ凄く良かったよ。俺の想像以上だった。赤木も郷田も西野もちょっと見ないうちに成長したな。」
そして間宮はテーブルを拭く手を止めてひなを見つめた。ひなも間宮を見つめ返した。
「まさか、あんな凄い歌声の持ち主だったとはな…正直、赤木達の成長よりも驚いたよ。さすが相沢の娘なだけはある。」
「相沢?」
と赤木が不思議そうに言った。
「バレたか…って別に隠すつもりはなかったんやけど…」
とひなが言うと郷田が、「相沢って?」とひなに聞いた。
「ウチの離婚した父親の名字が相沢やねん。」
「さすが相沢の娘って…まさか…」
と赤木が言った直後、拓也が叫んだ。
「えーーーーっ!ま、まま、まさかっ!ひな先輩っ!サザンクロスのボーカル相沢裕紀の娘だったのか!?」
「そ、そうや。拓也知らんかったっけ?」
「マジかよ。」
と赤木が呟いた。赤木も郷田も西野もひなが相沢裕紀の娘だと知らなかったようで3人とも驚いている。
「知らない。知らない。聞いてない。てか、俺がサザンクロスのファンだって知ってたのにどうして教えてくれなかったんだよ。」
拓也はバンドメンバーの赤木達を差し置いて一番驚いていた。
「あ〜ウチな。父親の事はあんま好きちゃうかったし、父親と会わせてくれって言われんのが嫌でサザンクロスが好きな拓也には言わんようにしてたんやったわ。」
拓也は泣きそうな声を出しながら言った。
「ケチっ!」
「ごめんごめん。」
「ごめんごめんじゃないよ。でも、そうか。この街ではサザンクロスは有名でほとんどの人が知ってるけど、他の街でサザンクロスの事を知ってる人はいなかった。大阪でひな先輩と会うまでは…」
「サザンクロスのボーカルの娘やしサザンクロスの事は知ってて当たり前や。」
「そうか…サザンクロスの相沢裕紀は大阪に…俺が転校した場所にいたのか…」
拓也は本当に悔しそうな顔をした。
「拓也君大阪にいたの?」
とみなみが不思議そうに聞いた。その質問に龍司が答えた。
「こいつ昔っから転校繰り返してたんだとよ。それで去年の1年だけこのひなと同じ高校に通ってたんだ。」
「へぇ〜。そうだったんだ。凄い偶然なんだね。」
拓也はまだ悔しそうな表情を浮かべている。
「相沢は…元気か?」
間宮がひなに聞いた。ひなはそっけなく、多分。と答えた。
「そうか。ならいい。」
「今は楽器屋を営んでいます。」
「そうか。」
間宮は笑顔でそう言ったが、拓也は納得出来なかったようで、
「もったいない。あんな凄い声の持ち主が大阪で楽器店?ボーカリストを育てる事も音楽業界で活躍する事も出来るはずなのに…」
と悔しそうに言った。間宮は拓也の肩に手を置いた。
「いいじゃないか。こうやって娘が相沢の後を継いでる。」
「ウチは別に父親の後を継いでるつもりはないです。」
「ひな。お前相沢に歌い方を教わったんだろう?」
「え?ま、まあ。昔は。」
「だろうな。こう言われるのは嫌なのかもしれないけど、ひな。お前はちゃんと相沢の後を継いでるよ。あと、相沢の才能もな。」
「そっか…そうなんですね。ま、どーでもいいんですけど。」
「俺は嬉しいよ。相沢の娘が昔の相沢と同じ様にプロを目指している事が。きっと相沢も喜んでる。」
間宮はそう言ってカウンターの中へと戻って行った。
「ひな先輩…」
拓也がひなに何か言おうとしたが、それを遮るようにひなは言った。
「拓也。あんたエヴァのバンド結成の事ちゃんと調べたんやろな?」
「あ…。」
龍司も思わず拓也と同じ様に「あ。」と声を出した。
(めちゃくちゃその事忘れてた…確かエヴァの事は太田に任せる事にしたってタクから聞いていたけど…どうなったんだ?)
龍司は太田の顔を見た。太田もエヴァの事を忘れていたようだ。
「なにしてんねん。さっさと調べな後悔すんで。」
と叫びひなは楽屋に戻って行こうとした。それを止めるように拓也が声を掛けた。
「ひな先輩…。」
「先輩ちゃうわ。」
ひなは見るからに不機嫌そうな顔をした。
「なんや?」
「実は俺達も明日ここでライブするんです。」
「なに!?聞いてへんで!」
「だから、今言ったんですけど…」
「明日の私達のライブ。見に来てくれませんか?」
真希が太田の作ったライブポスターをひなに渡した。ひなは凝りに凝った太田の作品をまじまじと見ていた。そして、ひなは笑いながら、
「どうしようかな〜。あんたら全員がウチにタメ口で話す様になるって約束できるんなら行ってやってもいいねんけど〜。」
龍司はここは自分の出番だと思い、「じゃあ、明日来てくれよな。」とひなを誘った。ひなは、オッケー。と軽く答えて先に楽屋に入って行った3人にも伝えておくと言って楽屋へ向かった。
龍司はひな達のライブが終ってからずっと睨む様な視線を結衣から感じていた。それをずっと無視していたのだがあまりにもしつこいその視線に嫌気がさした。
「なんだよ?」
結衣は頬を膨らませてから言った。
「なにがよ?」
「さっきからお前俺をずっと睨んでんだろ?」
「別に。睨んでなんかないよ。」
「嘘つけ。」
「嘘じゃないもん。」
結衣はこれでもかというぐらい頬を膨らませた。
「まあ…別にいいんだけどさ。頼むから明日のライブ中だけはそんな顔で睨んでくんなよ。」
「え?」
結衣は驚いた表情を見せた。
「まさか今日のライブ来て明日の俺らのライブ来ないとかねーだろうな?」
「え?だって明日のライブ見に来てって誘われてないもん。」
「はあ?だったら今誘うから明日のライブ見に来てくれよ。」
「う〜ん。もう一声。」
「は?もう一声?」
「そう!もう一声!」
(もう一声ってなんだ??まあ、いいか)
「明日の。ライブ。見に。来てくれよ。な。」
何故かその時拓也が頭を左右に振った。
(え?これじゃダメだったのか?一言足したぞ)
と龍司が思った瞬間。結衣は満面の笑みを浮かべて叫ぶ様に言った。
「もっちろぉ〜んっ!」
*
ライブ後、栗山ひなはバンドメンバーの3人と一緒に帰っていた。夏休みの間は母華の実家に泊めてもらっている。前を歩く赤木が急に振り返って立ち止まった。ひなは急に立ち止まった赤木に驚いた。赤木はじっとひなの顔を見つめている。
「な、なんなん?」
「いや、驚いたなと思って。あの相沢裕紀の娘だったなんてな。どうりで歌が上手いわけだ。」
郷田も赤木と同じ様に立ち止まりひなの顔をじっと見てから言った。
「全くだぜ。俺らには言っとけよな。」
「ホント。ホント。でも、あんまり似てないのな。あ、でも男前は男前だったよな。」
と西野も後に続いた。
「まあ、隠すつもりはなかってんで。聞かれたら答えてたと思うし。」
「誰も聞かないっしょ。娘だと思うわけねーし。」
「全くだ。」
「ホント。ホント。」
拓也は父裕紀が今楽器店を営んでいると知って『もったいない。あんな凄い声の持ち主が大阪で楽器店?ボーカルを育てる事も音楽業界で活躍する事も出来るはずなのに…』と悔しそうに言った。
ひなも拓也と全く同じ気持ちだ。ひなは子供の頃、父親の事が大好きだった。昔テレビに出ていた映像を見ては父が誇らしく思えた。子供の頃から歌う事が好きだったひなは父から歌のレッスンを受けていた。おかげで今では5オクターブまでの音域を出せるようになった。父には音楽の才能がある。父から歌い方を学べば学ぶ程そう実感した。
父には歌を教える才能もある。人に聴かせる歌声がある。なのにその才能を活かさす事が出来ない楽器店を始めた。子供の頃は別に父が楽器店を営んでいようと気にはしなかった。年齢を重ねていく程、才能を活かす事が出来ない職業を選んだ父の事を理解出来なくなっていった。
有名なバンドのボーカルをやっていたくせに売れなくなって大阪に引っ越して小さな楽器店で満足して毎日楽しそうに暮らしている父の姿を見る度ひなは腹が立った。
拓也が言った様にボーカリストを育てる事も音楽業界で活躍する事も出来たはずなのにそれをしなかった父親がひなは嫌いになった。
母もきっと歌っている父が好きだったのだろう。そして、歌を捨てた父が嫌いになったのだろう。だから、離婚を決めたのだと思う。母はおそらく父の歌声の一番のファンだったに違いない。もし、父がまだ音楽業界に携わっていれば母は離婚まで考えなかったとひなは思う。
*
佐倉みなみはいつもと同じ様に拓也と一緒に帰っていた。これまで拓也が転校を繰り返していた事を知らなかったみなみは家に着くまでの間、拓也からどんな町に引っ越した事があるのか、そこにはどんな人達がいたのかを聞いた。そして、栗山ひなとの出会いの話やバンドを組むのが夢だった話。そして、今の夢はプロになる事。という話をたくさん聞く事が出来た。中にはみなみも知っている事を拓也は話したが、それを聞くのもみなみには楽しかった。
みなみの家に着いた時、「みなみの夢って何?」と拓也はみなみに聞いた。
「私の夢?」
「そう。俺の夢は言ったんだし、みなみの夢も教えてほしいな。」
「…私の夢は…。」
みなみはその質問には答えられなかった。ナイショ。と言って答えをはぐらかした。
そして、明日のライブ楽しみにしてますね。と告げて家に入った。
みなみは夢を答えられない自分が本当に嫌になった。
*
間宮トオルは今日のライブを思い出していた。ひなの歌声は圧倒的だった。相沢以上のボーカリストだと感じた。昔は相沢以上のボーカリストなんていないし出て来ないと思っていた。だが相沢を超えるボーカリストは出て来た。それがまさか相沢の娘になるとは想像もしていなかった。
そして、間宮はひなにひかりの面影を重ねて懐かしさを感じていた。
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今、想う
7月21日
2週間振りに日記を書く。
期末テストが始まる1週間程前から体調が悪くなった。
しんどかった。
学校で急に胸が苦しくなって塞ぎ込んだ。幸いその時は一人でいたから誰にも見られていない―と思う。誰かに苦しんでいる姿を見られてなきゃいいけど…
最近は体調が悪くて路上ライブも見に行けなかった。それどころかバイトもずっと休んだ。
バイト先のルナには体調が悪い事を隠して期末テストの勉強をしたいからと嘘をついた。
学校にはなんとか行く事が出来たけど、しんどかった。
テスト勉強もほとんど出来なくて気持ちだけが焦った。
だから日記を書いている余裕が全くなかった。
今日は7月21日。体調は、多分もう大丈夫――と思う。
21日といっても数分前に日にちが変わったばかり。
こんな時間に日記を書くのは珍しい。
本当なら明日の夜にでもゆっくり日記を書くつもりだった。
だけど、日記を書いているのは嬉しい事があったからだ。
さっき赤髪の彼から連絡があって、みんなで来週の花火大会に行こうと誘ってくれた。
嬉しかった。
まだ体調の方は少し不安が残ってるけど…きっと大丈夫。
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