〜夢〜(改稿)
俺は今、夢を見ている………
子供の頃一度だけあったことのある
女の子と遊んだ時の夢だ………
「まってよ〜『**』早い〜」
?「・・・・・・・・」
「早いよ『**』〜なんでそんなに早いの〜?」
?「・・・・・・・・」
「そうなんだ、凄いんだ『**』って〜」
女の子の声や顔、容姿、出会った場所さえ
憶えていない。ただ、その子の名前の...愛称だけは
憶えている……確か……その名前は……
「ねえねえ『*ミ』また会える?」
「・・・・・・・・」
「また会ったら遊ぼうよ!約束だよ『ルミ』!」
意識が遠のく……もう……一度……もう一度…
もう一度『ルミ』と…会いたい…な……
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夢を...みた...
この夢は...いや、「この」景色は
見たことがない....
一体なんなんだ...この「地獄」のような
景色は...
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「逃げろー!!」
「イヤァァァ!あなたぁぁぁぁあ!」
「パパー!ママー!どこー?」
燃え盛る街、聴こえる悲鳴、そして...
どこを見ても、血、血、血
姿を正確には捉えられないが遠く空の上にいる
人型をした「なにか」、夢だと分かっているのに
何故か夢のように感じない、いや体感した
ような感じさえ覚える
この夢は、悪夢なのだろうか...
だが、ここまでリアルな夢はそうそうないだろう
...しばらくすると、遠くから走ってくる
人影が見えてくる...それはどんどん近づいてきて
そして、その姿をあらわにした
1人は、何かしら使命を持ったような顔をしていて
1人は、優しそうな顔を嫌悪に歪めている
1人は、やる気のなさそうな顔を引き締めていて
1人は、その顔を恐怖と怒りに歪めている
それぞれは、人型をしたなにかがいる
空を見上げていた...俺も、空を見上げていると
その影が少しずつ地上へと、降りてきた
そして、その影の姿が見えてきたが...
「!?いや、これは夢だろ?そうなんだろ!?」
その姿は「俺」のような姿だった
そう、「だった」だ
いつも毎朝、鏡で見ている顔は得体の知れない
何かで歪められ、その背後には...
女性の...それも、聖女のような顔を中心として
光の輪が周りを回っている、その謎の物体が
あった
だが、先程も言ったとうりこれは夢だ
夢のはずだ、夢でも声が聴こえるはず...
そう考えているはずなのに、いや、そうなのに...
そうなのに、この夢が...実際に起こったものだと
思ってしまう...そんなはずはないはずなのに...
そして1人、何かしら使命を持ったような顔をした
青年がその化け物に手をかざし、なにかを言う
そして、しばらくするとその化け物は悲鳴を上げて
姿が消えた...そして、俺の意識もここで落ちた...
俺はその、青年が放った言葉の...意味が分からず
恐ろしく...そして、不可思議に思った...
「オウサーオウソリティ」
この言葉の意味が、分からなかった
そして...いいやこれはありえないはずだ
いや、絶対にない...なんでだよ...なんで...
俺は、この夢は知らないはずなのに、なんで...
「じゃあな、『ムメイ』。お前は間違えた。
だから...『一からやり直し』...だ」




