表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
三秒転生 〜神に三秒で敵を倒せと言われたのだが〜  作者: サカキ
第二章 人間の国キャストレ
25/47

第23話 心の広さ

今回短めです。

事件の帰り道。すっかり静まった夜道を歩く夕日たち。そして夕日たちもまた静かだった。



「それで、夕日。君は一体何者なんだい?」



リフッシは静まり返った夜道の中、夕日に問いかける。



「それは⋯」

「そうか。やっぱり言えないか。じゃなきゃ最初から言っているものな」

「すいません。こればっかりは」

「まあいいさ。君たちが何者であろうとどうでもいい。夕日は子供とカプリティーナさんを助けた良き人だということ。それさえわかれば」



夕日はあんなことをしてしまった。普通だったら納得がいく答えが帰ってくるまで問いただすだろう。事実を追求されると夕日は困ってしまう。だが、リフッシはしなかった。

(すいませんリフッシさん)

夕日はリフッシの心の広さにカッコいいと思うより、騙しているような感じがして申し訳ない気持ちでいっぱいだった。その後会話はなく、そのまま家へと帰り着いた。帰り着いたのは19時過ぎ。夕食ができたのは19時30分だった。そうして夕食をとった夕日はとても寂しい気持ちになっていた。

(今日でリフッシとはお別れだな。思えば色々学んだな。思いやりに気遣い、そして何より何事も当然にするということ)

夕日はリフッシと行動を共にし、人間として大事なことをたくさん学んだ。夕日がここに来てたった2日。だが、その2日は夕日にとって非常に濃いものだった。そうして夕日は爽やかたるものを十分学ぶことができた。これ以上学ぶものは少ない。夕日はそう考え、次の感情のスペシャリストに会いに行こうと思った。だから今日でリフッシとはお別れだ。



「リフッシ」



食事を終えたタイミングで夕日はリフッシに話しかける。



「どうしたんだい夕日?⋯あ、もしかしてあまり美味しくなかったかな」

「いや、とても美味しかった。⋯そうじゃなくて俺たち明日ここを出るよ」

「そう、なのか。それは寂しくなるね」



リフッシの口調は残念そうだった。だが、表情が伴っていなかった。



「あんまり驚いてないんだな」

「まあ、薄々気づいていたからね。おそらくさっきの事件で僕の所に来た目的が果たされたんだろう?」

「⋯」



無言になった夕日を見てリフッシは「やっぱりか」と呟いた。



「それじゃあ、明日の朝、鍛冶屋に少し寄ってくれるかい?渡したい物がある」

「渡したい物ですか」

「何かは明日のお楽しみということで。さあもう寝ようか」

「あ、ああ」



リフッシ言われるがまま夕日たちは寝室へ行き、ベットに入る。昨日と同じで夕日はリサと一緒にベットに寝ていた。



「それじゃあおやすみなさい夕日」

「ああ、おやすみリサ」



そうして夕日とリサは事件の疲れからかすぐに眠ってしまった。

次でリフッシ編終わりです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ