羽ばたく
掲載日:2013/06/24
適当だったのに
踊り狂わされ
ガツガツと
踏んでいたのは薔薇の棘
舞台に上がらされ
見渡すと仮面の群れ
表情の欠片もなく
仮面の下にはどんな笑み
茶番だと
そう捨て吐けば
また伸びてくる手
引き戻される腕
茶番だと
私はそこから飛び降りた
雲ひとつない空は
わたしをいつでも迎え入れる
自由になったこの羽根に
最愛の気持ちを乗せる
羽根が散らばっていた
その人はせっせとそれを補強する
涙をこぼし、膝をつきながらも
今がそうでも動けば変わる
今集めているからこそ
集めていなければ何も変わらなかったことが
確実に変わる




