第〇七話|春予報
アオのハコの漫画を遂に買って沼った二月でした。「青」とか「淡い」とかいう響きが好きです。
少しずつですが、春が近づいて来た様に天気予報を見ていると感じます。そう、”春”が。そんな事をふと思いながら、春に関する曲をまた新しく書いてみようと思い、今日も今日とて深夜に創作しています。此処最近の僕は本当に夜行性です。
少々此処で小話ですが、白黒版では平たく言えば「demo版」の新曲、そしてサビやAメロなどの短い尺のメロディーをshort動画として投稿したいというところから企画がスタートしました。そして白黒版第一作品目でもある、「春眠暁を覚えず」では中国唐代の詩人、孟浩然の『春暁』という漢詩の一節を典拠としたりしています。また、「ブルー・リンクス」という楽曲では、一つの短い物語やプロットを創作したうえで、楽曲を作り出すという手法にもチャレンジしました。
白黒版ではそういった、曲の欠片が生まれるまでの段階において、影響を受けた作品から制作方法までもを、新たに模索しながら創作し、既存の音楽や創作において、成されていない事をやろうとしたりしています。ある種僕がよく口にする、「新たなプロジェクト」の一つなのです。
ショート動画の爆発的な普及によって音楽そのものの受け取られ方や受け取り方など、様々なものが変化した様に思います。それは当然作り手側にも影響し、時代によって変容する音楽という一つの創作分野に、また新しい風を吹かせたのだと。
「私が(作り手側が)伝えたい事を(社会や個々問わず)伝える為に曲を作る。」といった、ある種主観的な立場からの創作、
「今社会に普及している楽曲(TikTokの「初めて作曲しました系(勝手に僕がそう纏め呼んでいるだけですが)」を参考に、そのフォーマットを活用して創作する」といった客観的な立場、分析からの創作、
様々な創られ方や作品形態があるのは素晴らしい事ですし、それ自体をとやかく言いたい訳ではないのですが、僕個人として様々な立場や視点に立ち、様々な作品を聴き、見て、触れたうえで、「僕はどのようなものを表現しよう」という、バランスや考え方が良いのではないかと、そう思いながら様々創作しています。
人の考え方や行動というのは年齢や触れる文化やモノなどによって変化するものでしょうから、僕自身がこの考え方を十年後も同じように抱いているかは分かりませんが、少なくともそれなりにコンセプトを持って、それぞれの作品を創作しているんだという事です。
そして春だなぁと思い、再び春に関する楽曲を制作している今日の白黒版のコンセプトは久しぶりに既存のとある小説からの影響から生まれようとしています。
ということで、しばらくこの曲を投稿するまでには時間がかかるとは思いますが、お楽しみに。




