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第19.5話〜テスト予告〜

明日から修学旅行なので、予告です!

凛の修行?を終えて、特に事件らしいこともなく、1ヶ月が過ぎた。


今は放課後、いつもならみんながやがやしていて、すぐに帰ろう!なんていう奴なんていなかったが、今日はみんな静かに教室を出て行く。


そして俺、神崎清人は一枚の紙を見ながら呆然としていた。無表情でただずっと。


「清人〜帰ろうぜ〜」

「清人、帰ろう」


そんな俺に声をかけてくる友人、隆起と健司。しかし俺の耳の中にはふたりの言葉は入らない。


「清くん帰ろう〜」

「お兄ちゃん帰ろー!」

「清人さん帰りましょう」


再び友人、女1,2,3の声がするが耳に入ってこない、俺の視線はただじっと握られた紙に向けられている。


ガラララ


「清人くん、帰りましょう。」


そんな素敵な生徒会長の誘いも消える。みんな俺の様子をただ不思議そうに見ていた。そして生徒会長まひろが俺の持っている紙を覗き込んできた。


「テスト実施日?」


俺はその言葉に反応し席を立ち、呆然としていた友人に一言。


「テストってなに?」


・・・・・・・・・・・・・


「今回の中間は清人も俺と一緒に補修だな!」


現在みんなで校門に向かって歩いている、さっきから隆起がずっと俺の肩を叩いていた。

俺がさっき見ていたのは、中間テストの実施日と科目だ。まぁ普通ならそれで終わりだ、だがテスト初日の日にちは5月18日、そして今日は15日、まぁこんな感じで絶体絶命ってわけだ。


本当は2週間も前から言われてたらしいが、俺はその時深い眠りについていたようだ。もちろん俺は詩織たちのように勉強しなくても大丈夫、っていうことはない、もちろんバカだ。いつもはテスト2週間前に勉強を始め、なんとか補習はまぬがれてきた、しかし、今は状況が違う。

3日では間違いなく赤点を取り補習だろう、ならば勉強なんてしないでゴロゴロしていたほうが得策だ。


みんなも多少はあきれながらも、なにも言わないでくれている。さすがだ、マイフレンド・・・


「よーし、じゃあまずゲーセンでも・・ってあれ?」


俺はテストのことを完全にあきらめ、みんなでゲーセンに行こうと提案しようとしたところで、見慣れた制服をきた男子が校門に立っていた。その男子はこちらに気づき、駆け寄ってくる。


「どうしたんだ?清二」


そう、合コンで知り合った清二だ、あれ以降も結構一緒に遊んでおり、みんなとも顔見知りになっている。しかし制服でこの学校まできたのは初めてだ。なにかあったのか?


清二は俺達に駆け寄ると懐からなにかのチケットを取り出した。


「にゃんだランド行かない?」


この一言で俺のテスト、さらには凛の運命までもが大きく動き始める・・・・

帰ってくるのは29日ですので、31日くらいに更新します!

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