第17話〜遅刻、合コン開始〜
テスト勉強も終わり、ようやく更新できます!
きづいたらまだ書き始めて一ヶ月もたっていないのにユニークアクセスが17000、総PVが60000を突破していました!!とてもうれしいです!!これも読んでくれているみなさんのおかげです。どうもありがとうございます。
ピロリピロリッ
「ん・・・?」
俺は携帯の着信音で目がさめる、誰だ?こんな朝っぱらから電話してくる奴は・・・携帯を開くと画面には前田隆起の文字
ピッ「ふぁ〜、もしもし」
「おっ!清人か!?お前何してんだよ!」
「なにしてるって、寝てたんだよ」
なに慌ててんだよ、朝からうるさい野郎だ。死ねばいいのに・・・
「はぁ!?何言ってんだよ!今日は合コンだろ!!」
「覚えてるよ、だからどうしたんだよ」
だからなんなんだよ一体
「今12時なんだよ!」
は?今12時?
俺はベッドの頭に置いてある目覚まし時計を見る、すると長い針と短い針が真上を向いていて・・・
「はぁ!?もう12時じゃねーか!」
そこで俺の頭は一気に覚醒した、急いでベッドから飛び起きた
「まだ女子きてねーからさっさと来い!」
「了解!」
俺は携帯を切り、急いで服に着替え家を飛び出した。
くそ!しくじった!俺は急いで駅に向かいながら考えていた。
今日もいつも通りヒメ達が起こしてくれるものだと思って無断した!まさかまだ帰ってなかったんて!、俺は自分のことを心の中で叱りながら走っていると10分程でようやくレストランに到着した。
まだ女子が来てなければいいんだが・・・
俺はそう願いつつ扉を開ける。
カランカランッ
「お!清人〜こっちこっち!」
店に入るなり奥の席で隆起の声が聞こえいそいで席に向かう。
どうやら女子はまだみたいだな、よかった・・・
「わり、遅くなった」
「おせーよ!まったく心配させやがって」
おれは他の男子メンバーに軽く挨拶し、一番端の隆起の隣に座る。
ってか本当にみんなイケメンじゃん、これじゃあマジで俺に勝ち目ないな。
「はいっお水です」
「あ、ありがとございます」
店員さんが水を持ってきてくれて助かった、もう走りつかれてのどカラカラだったんだよ。
そういいながら俺はコップに口をつけ水を飲み始める。
カランカランッ
「おっ女子が来たぞ!」
誰かがそう言ったのが聞こえてくる。
「や、やべ〜、みんなレベル高すぎだろ!」
「これは慎重に・・・」
名前も知らない奴らがそれぞれ口にする。そんなに?
そして女子がこちらに気づき、ぞろぞろと近づいてくる音がする。
「おまたせ〜」
俺は水を飲みながら女子達を確認する。
「ぶっ!」
あ、あぶね〜、思わず水を噴射するところだった、ってかなんで詩織たちが此処にいるんだ!?
そう、そこには化粧をしているのか、普段とは違う感じの四人が立っていた。
俺は再び彼女たちに視線を向けると、四人とも俺にまっすぐ微笑みかけてきた。最悪だ・・
「じゃあとりあえず自己紹介しましょ」
友がそういうとみんなが席に着き、女子から自己紹介が始まった。
「私、新井友!よろしく!」
「な、中川詩織です、よろしく」
「白井まひろよ、よろしく」
「ヒメ・アン・グラシスです!よろしくね〜」
「天塚凛です・・・よろしく・・・」
「佐藤 光(さとう ひかり)です、よろしく」
女子たちの紹介がおわった、ってか最後の人意外みんな知り合いじゃん!
「よーし次は俺らだな!俺は前田 隆起です!」
っていうか事実上俺は光って子しか狙えないわけか、でもショートカットで背も俺と同じくらいだし、可愛いと思う、よし!がんばろう!
すると隆起が俺のわき腹を突いてくる、俺の番か
「神崎清人です、よろしく」
他の男子の紹介きいてなかった、まぁ適当に男1,2、3,4でいいや。
「じゃあまず始めに質問タイムといきましょー!」
おおー!とバカな男子の声が聞こえる、友はこういうのに慣れてるのか?、それにしても詩織たちも合コンなんてくるんだな〜意外だ・・・まぁ俺には関係ないがな
四人が誰のためにこんなところに来ているのか、まったく気づかない清人であった。
まぁとりあえず腹減ったからな、なんか注文しよう、話はそれからだ。俺はメニューを開き、ザッと目を通し、美味しそうなものを選ぶ。
とりあえずこんなもんか、俺は店員を呼び、みんなで食べられそうなものを注文する。
「あ、あの」
「はい?」
メニューを戻しながら、かけられた声に反応する。声は光さんのものだった。
俺に声をかけたってことは・・・俺に興味があるってことか?・・・ここは慎重にいくかな
「えっと、趣味はなんですか?」
趣味?そんなの決まってる
「寝ることだ」
・・・店内全体が静まり返る。あれ?俺なにかおかしなこといったか?
『ぷっわはははは!』
なんだ?なぜみんな笑う、俺はなにもおかしなことは言ってないと思うが、しかし周りの客まで笑っている。なぜだ?
「お、お前っ趣味が寝ることはないだろ」
男2が笑いを抑えながら言う。
???なぜだ、寝るとはすばらしいことじゃないか!なにが悪い!
俺はマジで怒りそうになりながらも我慢する。
「ふふっ清人くんっておもしろいんだね」
「おもしろい?そうか?」
「うん、とっても」
にっこりと笑いながら言われた、どうやら結構良いイメージを与えられたみたいだ。それならいいか。
「ところで光・・さんの趣味は?」
「光でいいよ、私はお菓子作りかな。」
「へぇ〜すごいな〜」
「そんなことないよ〜」
そんな他愛のない会話をしている、しかしそれを見て聞いていた女性陣は・・・
(お菓子くらい、私にだって作れるもん!)
と、それぞれ思いつつ二人を横目で睨みつける。
友は男4に言い寄っていた。
他の男子の質問を軽く聞き流しながら、四人は清人を睨み続けた、もちろん鈍感神の清人はまったく気づかずに、会話に華を咲かせている。
そんなこんなで、届いた料理を食い漁りながら(ほぼ清人)話すこと2時間が経過。
「じゃあそろそろ本番のカラオケいきましょうか!」
おお〜〜!!友の一言にまたまたバカな男子が盛り上がる。そしてみんな立ち上がり、ここの代金を友に渡し外へ出て行った。
俺も席を立ち外に出る。
「ねぇ」
「ん?」
外に出ると、さっきまで友に言い寄られていた男4が声をかけてきた。
「僕、羽山 清二(はやま せいじ)っていうんだよろしく」
「あ、ああ、俺は神崎清人だ、よろしく」
清二か、外見はおとなしそうな感じなイケメンだな、そうイケメンだ。
「それで、俺になにかようか?」
ちょっと棘のある言い方かもしれないが、イケメンは男の敵だ。
「ううん、ただ友達になりたくて声をかけただけだよ。」
「はぁ?友達?」
なにいってんだこいつ、みたいな表情をしながら聞いてしまう。
「うん、知り合いがいないとどうもね」
清二は苦笑いを浮かべながら言う
「あいつらは知り合いじゃないのか?同じT校なんだろ?」
俺は視線を男1,2,3に向ける。なにやら三人でどう攻めるか相談しているようだ。
「そうなんだけど、クラスが違うんだ、たまたま人数あわせで誘われただけだし・・・」
「そうなのか?でもだったら俺じゃなくて女子と友達になればいいだろ、合コンなんだしさ」
正直こんなイケメンなら喜ぶと思うんだけど
「いや、昔から女の子って苦手なんだ」
頭を掻きながら言う
その顔で女が苦手って、まぁ詩織たちみたいな女もいるしな、嫌になる奴もいるかもしれないな。一人で納得すると、清二の肩に手を置く
「わかった、じゃあ今日から俺達友達だな!」
「本当に!?ありがとう!」
そんなに喜ぶとは、なんだかこっちが恥ずいな。
「いや、いいって、俺もちょうど知り合いいなかったしさ」
「おい!まて!俺がいるだろーに!!」
ああ、そういやこんな奴もいたっけ
「清人君、この人は?」
「ああ、こいつは一応俺の友達役やってる前田隆起だ」
「一応じゃあねぇよ!」
いちいちうるせー奴だな、黙らせるか?
「そうなんだ、よろしく、隆起くん」
「おう、任せとけ!」
なにをだよ、そんなバカな隆起をまじえ、三人で学校などの話をしながらカラオケに向かった。
そして今はカラオケで隆起が熱唱中、・・・はっきり言って下手だ、清二だけは手を叩いている、他はシカトしている。清二は良い奴だなほんと
「どうだ俺の歌は!」
歌い終わったあとに隆起が叫びながら得点が出るのを待つ。
トゥルルルルルルルっバンッ!
《24点 今の、歌?》
最悪だな。ってかコメントが・・・
「ねぇみんな、歌で勝負しない?」
友が突然の思いついたように提案をだす。
「勝負?」
たった今歌った下手くそがマイクを通して声を出す。
「そ、これから一人ひとつずつ歌っていって、一番点数が高かった子が誰かに一つだけなんでも命令できるの、どう?」
『賛成!!』
今回は女子がものすごい勢いで賛成してきた。そうか、詩織たちにも目当ての奴でもいるのか
しかし詩織たちは、この合コンでまったく清人と話せていない、なのでこの勝負に勝って、清人とデートする気満々なのだが。
清人はひとり的外れな想像をしているのであった。
そんなこんなで始まった勝負、やはりと言うべきか女子がみんあなうまかった。今はヒメが歌うところだ。きっとうまいんだろうな〜、期待しながら始まるのを待っているとあることに気づく
(あれ?俺知ってる曲ないじゃん)
どうしよう、ヒメが歌い終わったら残るは俺だけになっちまう。どうする?
俺はあせりながら周りを見渡す。何かないか?、するとあるものが目にとまる。とまったのは隣に座ってる清二のポケットから出ているMPOTだ、いわば音楽を聴く機械である。
ちょうどよかった!俺は清二の服を周りに気づかれないように引っ張る。
「?清人君どうしたの?」
「わりい、そのMPOT今だけ貸してくれないか?」
どうして?という顔をしながらも、清二はすぐに貸してくれた、さすが!
「悪いな」
「別にいいよ」
その言葉を最後に、清人はMPOTのヘッドホンを耳に付ける、適当にボタンを押すと、すぐに曲が流れ始める。MPOTのディスプレイにはブルーウィングと表示されている。おそらく曲名だろう。
気づかれないようにしないとな、聞いてなかった、なんていったらうるさそうだし。
ヒメの曲と俺の聞いていた曲はほぼ同時に終わった。
「うぉぉぉぉぉ!ヒメちゃん最強ぉぉぉl!!!!」
かなり盛り上がってるな。俺はMPOTを清二に渡す。
「たすかった」
「??」
清二はなにが助かったのかわからないが、とりあえずMPOTを受け取った。
「は〜い、じゃあ次は清人の番だよ!」
友が俺にマイクを差し出しながら言う。
「はいはい」
俺はマイクを受け取り、さっき聞いていた曲を選ぶ。一回聞いただけだけど、だいたい把握できたから大丈夫だろ。
〜〜♪〜〜曲始め
この間にいまのところの得点発表
男1 86
男2 78
男3 79
隆起 14
清二 90
友 88
光 91
まひろ 95
詩織 97
凛 92 中学の頃の曲
ヒメ 99 もちろん自分の
こんな感じだ。隆起意外がものすごいうまい、特にヒメはやばいな、聞いておけばよかった。
〜〜♪〜〜曲終わり
「ふぅ〜〜」
歌いおわった、なれないことはするもんじゃないな
トゥルルルルルルルルルっバンッ!
《100点!!! ってか本人よりウメーーー!》
100!?俺が?!ってかコメントおかしいだろ!
「す、すげーうまかった・・・」
男1が驚きの表情で言う、みんなもおどろいているようだ、まぁ俺が一番驚いてるがな。
みんながしばらく固まっていると、友が一番始めに我にかえる。
「はっ!っでっでは!もうお帰りの時間ですので!清人さん誰かに命令をどうぞ!!」
「え?」
命令?なんも考えてなかったな。どうしよう、俺はみんなを見渡す、詩織たちは命令に期待しているように見えるが気のせいだろう、光さんは・・・男子1のことが気になってるみたいだし、友は論外。
次に男子の方を見る。
男1,2,3と隆起は仇でも見るような目で見てくる。正直困る、すると清二を見て気づく。
「じゃあ、清二、メアド交換しよう」
「え?あ、うん」
みんな目をきょとんとさせているが、俺らは気にせずメアドを交換する。
「じゃ、じゃあ!帰ろっか!」
友が真っ先に席を立ち部屋を出る。
「そ、そうだな」
他の人も出て行く。
「どうしたんだ?」
「さぁ?」
「清くん」
俺と清二が疑問に思っていると、詩織たちが近寄ってくる。みんな真剣な表情だ。
「なんだ」
『おっ』
お?
『男どうしはだめだからね!!!!』
は?俺と清二は顔を見合わせ
『はぁぁぁぁぁ!?』
そしてそのあと家に帰り、清人は変な誤解をとくための会議が行われた。結局誤解が解けたのは真夜中だった・・・もう合コンなんて懲り懲りだ。
ーーーーーーーーー???
電気をつけていないのか、暗い部屋の中で白衣を着た男は誰かと電話している。
「調子はどうだ?」
「はい、順調です、今日早速接触しました。」
声は若い、10代だろう
「そうか、気づかれはしなかっただろうな?」
「はい、その心配はありません」
「それなら良い、これからも監視を続けてくれ」
「了解、では・・・」ガチャ
ふむ、これであの子の居場所はつかめた、そろそろあれも出来上がる・・・男はニヤリと口を緩める
あと少しだ・・・
これからも、2,3日おきに更新します、多少ずれるかもしれませんが。
感想が少ないので、すいませんができたら感想やアドバイスをくれませんか?よろしくお願いします!