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この状況って、萌? それとも百合ですか?  作者: ほのぼの日記
瑞樹ちゃんの最も長い一日 編
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後日談

 後日談。

 俺の最も長い一日、というのは結局のところ俺の感じる長いではなかった。

 たぶんだけれど、楓とあかねが感じたが正しいところだろう。

 というところを踏まえて、今回の話を振り返ってみるとちょっとしたことに気づいた。

 これが教訓というものなのか、俺にはちょっとわからないのだけれど、今回はそんな話。





 まず始めに、俺が巻き込まれる出来事は確かにリリンのことを中心に起きていること。それと同時に俺の行動はあまり影響していないことだ。

「なんだかなんだ、守ってばっかだよな~~」

 自分を守って、リリンを守って・・・・・・

 防御を常にしていた方がいい気がしてくる・・・・・・

「殻に閉じこもる感覚で身体の表面に魔力をイメージしたら膜を作れるわよ」

 そんなことを考えていたら突如頭の中に声が響いた。

「へえ~」

 今度から試してみよう・・・・・・




 そして、叢雨さんの正義を肯定するつもりも、ましてや否定するつもりもないのだけれど、今回の行動は彼女の信じる正義たらしめていたのだろうか。

 俺は彼女の価値観に触れて、人間的に一歩成長した気がするけれど、彼女は本当に俺を排除したかったのか・・・・・・

 これも怪しいかもしれない。

 そう思うのも、これはちょっと失礼だとは思うのだが、桜田の登場が良すぎた気がする。

 初めての時もあかねの時も最後に来たような人物だ。

 今回も事態が起きてから暫く経っていたらしいけれど、対峙したちょうどその時に来るなんて桜田らしくない気がしてならない。

 俺がいくら考えても答えは出ないことだけれど。





 次に、最後の置き土産。

 過ぎてしまったこと、やってしまったこと。

 俺、いや私と、ここは言うべきだろうか。

 私を斬ることに躊躇いがなかったように見えた彼女の行動を今見直してみると、なんだかちぐはぐだ。

「サキュバスが教えてくれた」

 これだけ聞けば、どうしてそのサキュバスを退治しようと思わなかったのか、不思議でならないわけで。

 それができなかった、もしくはそそのかされたと考えれば順番が逆になっただけかもしれないわけで。

 結局この呼び名もちょっと心当たりがあったりしちゃうわけで。

「はあぁぁ~~」

 なんだかため息が出た。

 ラスボスの予感しかしない。





 四つ目、というか最後。

 今回俺は成長した。

 人間的に見て領域を出るほどに。

 俺は損得を考えるようなことはあまりしないが、今回一番得をしたのは誰だったのだろうか。

 間違いなく『俺』ということはないのだろう。

 逆に損をしたのは、きっと楓とあかね。

 よくわからない上に、不安に駆られるだけというのはこの上なくつらいはずだ。俺から視たら楓なんて図太いように見えるところもあるけれど、俺のことになると途端に弱くなる。

 きっとブラコンとかそう言うことじゃなくて、昔から両親がいないことが多かった影響だろう。

 あかねも幼馴染で、今になって知る一面も多い。だけれど強いだけじゃないことを知っている。

 だからこの二人。

 で、話を戻して得をしたのは?

「いない?」

 そんなはずはないけど・・・・・・

 目にみえて得をした人はわからなかった。





 俺はペンを置いて、椅子に背を預け、大きく伸びをした。

「昨日倒れるように寝ちゃったらしいけど、朝日記をつけるのも久々・・・・・・」

 もう昼だった。

 太陽は横ではなく上にあり、外はいい天気だ。

 こんな平凡な風景を、何も起きてない風景を見ると、昨日のことがすべて嘘のことのように思えてくる。

「さて、日記もつけたことだし、もう一度寝ようかな」

 いつもならここで楓の登場なのだけれど、今日はこなかった。 

 ちょっと寂しい寝起き・・・・・・でもないほど時間は立っていたが、今日も活動を始めることにしよう。

 俺は私服に着替え、一階に降りていくのだった。

この章は、ここで完結です。

後日、三つ目(既存)を含めたキャラ紹介を上げますね。主に新登場を含めたパワーアップ版になると思います。

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