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『ヨハン=ヴォルフガング=フォン=ゲーテ』
「ドイツの詩人ゲーテは、
『あなたができること、あるいは夢見られることはなんでも始めよ。毎日を生きよ。あなたの人生が始まった時のように』
と言っています。
君達がまだ幼い時のことを覚えていますか?
幼年期、興味のあるものには手を出していた筈です。
そこには小さな不安と、大きな希望だけがあったと思います。
その頃に比べると、今、どれだけ充実した人生が送れているでしょうか?
興味を持てることが無くなった。
熱意を燃やせなくなった。
日々が漫然と過ぎていってしまう。
違います。全然違うのです。
世界はそういうものじゃありません。
まずは夢を描くこと。
そしてその夢に少しずつでも近づけていくこと。こんなに楽しいことないと思います。
挫折もするでしょう。歳も取るでしょう。
しかし、夢を描くのに遅すぎるということはありませんからね。挑戦はいつでも出来ます」
「先生は、どんな挑戦をしているんですか?」
女子学生、三輪来栖が聞いた。
「高い山を登っています。毎月のお小遣いを5000円増やして貰えるよう、妻との交渉です」